平成29年式スズキ 新型スイフトRSt 乗車インプレッション
今回は平成29年式スズキ 新型スイフトRSt 乗車
高速道路から市街地・峠道・渋滞まで2日間で300kmほど
を走行する機会に恵まれた。
102ps5,500回転 15.3kg・m1,700-4,500回転のターボ
エンジンは実際の走りはどうか?
じっくりと検証していきたいと思う。
スイフトRstのデザインは?
デザインは概ね前回お伝えしたスイフトモデルと基本的
構成は同じでフォグランプやグリル周辺が違ってくる。
XGと比べてお洒落な感じだ。
1200㏄のXGのページでも紹介したので違いを簡単に
述べておく事に
1200㏄のXGとの違いと言えばフロントとサイドにスポイラー
が付きフロントグリルに赤いライン。
色はホワイトだが良く見ると明るい場所ではパールに輝く
この辺はXGと比較して一枚質感が高い。
インテリアも概ね同様でハンドルにパドルシフトが付く
基本的なデザインはXGと同じなのだが
16インチアルミホイールやリヤのエンブレム
など・・
さり気なくお洒落で派手過ぎないのが丁度良い感じだ。
基本的なデザインはXGと同じなのだが16インチ
アルミホイールやリヤのエンブレムなどさり気
なくお洒落で派手過ぎないのが丁度良い感じだ。
XG同様メーター周りは見やすくかつ機能的で美しい☆
タコメーター、スピードメーター共に針の位置が
ゼロの時は真下になる。
人によっては慣れが必要かもしれないがスポーティ
さを演出している様に思う。
写真より実車を前にすると質感が高く感じられる。
スイフトrstのエンジン特性はどうか?
先ずはDモードで街中を走行してみる。
やや交通量と信号の多い国道で発進と減速を何回も
繰返しエンジンの加速性能を見てみる。
20分程市街地を走行したスイフトRstのエンジンの
第一印象は・・
スイフトXG1,200㏄のエンジンに薄~く丁寧に均一に
トルクを全体的に上乗せした感じ!
ターボエンジンと言う印象は感じられない。
スイフトXG1,200㏄の自然吸気エンジンを200㏄
排気量を上げたそんなフィーリングだ。
最近のターボエンジンは低回転からトルクが
発生し扱い易い。
しかし少し大き目にアクセルを踏めばトルクが
湧き起る様に加速する・・
スイフトRstにそう言うイメージを抱いている
方は実際に乗れば扱いやすいがパワー感を期待
すれば物足りないだろう。
しかし見た目スポーティでお洒落なので女性の
方でデザインが気に入った方はターボエンジン
過激と言う図式を捨てて試乗して見る事をお勧め
する。
見た目のスポーティ(やや過激)さと裏腹に非常に
扱いやすいエンジンである事が体感できる。
ターボーエンジンのトルクを扱いやすさに全て振った
過激さは無いがそんな感じのエンジンだ。
そして3気筒にしては5,500回転まで驚く程にスムーズ
に拭け上がるエンジン。
高回転(4,500回転以上)で嫌な振動がないのでこの部分
はデミオ1,300㏄より私個人はこちらの回転フィーリング
が好みだ。
車両重量930㎏の車体を102psを5,500回転
最大トルク15.3kg・mを1,700-4,500回転で発揮し
するエンジンが引っ張る感覚はあくまでフラット!
6速ATの採用で1,200ccスイフトXGと比較してCVT
にあったタイムラグを無くし1,500~5,500回転まで
アクセルを踏んだ分だけ一定にジワーッとパワーが
出てくる性格のエンジンだ。
そして緩すぎず過激すぎないフィーリングがまた絶妙
で街中の低速走行から交差点の右左折時を終了後の
加速などが思いのままに出来る。
なので運転が面白いと言う事も言えるが・・
長時間の運転でも疲れにくい部分の方が大きく感じた。
なので車体も軽いしパワーは十分あるのでよく走るが
エンジンに官能性や刺激を求めている方には不足感が
出るだろう。
その辺は「スイフトスポーツ」との棲み分けを考えて
あえてこの様なエンジン特性にしたに違いない。
MT仕様の設定がない事から私はそう考える。
マニュアルモードで加速感に厚みが加わるRST
ただ穏やかな性格のターボエンジンながらパドルシフト
を利用すればもう一枚トルク感に厚みを加えた感じの
メリハリの良い加速感が中々気持ち良い!
2日間に渡って走行したが運転に慣れて9割位はマニュアル
モードでパドルシフトを利用。
最初はドライブモードで走行したときは1,200㏄のXGとパワー
的にほんの少し上かな?
位に感じただけだが・・
徐々に1,200㏄エンジンとの差がマニュアルモードを使う事に
よって明確になってくるのが面白い。
この部分でも新型スイフトは1,200㏄自然吸気エンジンと
1,000㏄ターボエンジンの棲み分けが出来てるなと感じた。
固めの前席シートは体重を支え易く疲れにくいホールド感も良い・後ろ席は足元がスッキリしてゆったり☆
スイフトRst街乗り編
街中での普段使いも買い物などちょっとした移動でも
見た目のスポーティさとは裏腹に気軽に乗れるのが良い。
同じスイフトでも少しお洒落に乗りたい人にはバッチリ
な選択肢に違いない。
3気筒ターボエンジンは過激さは無く1,000~5,500回転
まで一定に吹け上がるマイルドなタイプながらトルクは
十分でちょうどパワーをアクセルを踏むといつでも引き
出せる感じで誰でも扱いやすい性格。
パドルシフトで走行する場合で交差点を曲がる際に注意
したいのが停止状態からの右左折。
発進時にすぐに2速へシフトしてから交差点に進入しないと
1速のままではギヤ比が低いので交差点を曲り切る終盤では
エンジンが唸り気味になる。
MTのマニュアルであれば交差点途中でもシフトアップでき
るのだがパドルシフトの場合はハンドルが回転しているため
途中でのシフト操作が不可能な状態になる。
慣れない内は何度か1速ギヤのままエンジンを唸らせ交差点を
抜け切った。
停止状態からタイヤが少しでも動いていれば2速にシフトアップ
が可能。
なので停止信号からの発信は1速で発進後に直ぐに2速へシフト
アップし引っ張り加速と言うパターンで運転が個人的には理想的だ
った。
3気筒エンジンは3,000回転からの低めのエキゾースト音も
中々の好感触で回転フィーリングも雑さもない。
高回転域は豪快に吹け上がる感じは無いが変な振動やノイズが
無いので5,500回転まできっちり回る。
街中走行では2~3,000回転を使用して時には4,500回転まで
加速感を味わいながらの走行がメインだった。
見通しの良い空いた4車線道路では低回転域を使用し燃費
走行を実践!
エンジン回転数が1,500回転以下でシフトアップすると
「ピピッ」とキャンセル音が鳴る!
何だが車に拒否された
感じになるのは悲しい気分(苦笑)
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