平成27年式アルトラパン試乗(CVT)乗車インプレ1
平成27年式アルトラパン試乗(CVT)乗車インプレ
今回はアルトラパン(CVT)を1週間程乗車する事と
なったので早速使い勝手や運転フィーリングなどを探っ
て見る事に・・
スズキアルトラパンのデザインは?
ラパンと言えばひと昔は四角いスクエア型の角ばった
デザインが特徴だったが現行型はやや丸目を帯びた
デザインになって賛否両論で色々意見が分かれるところ・・
個人的には前期モデルのデザインがイメージとして定着され
つつある状態でモデルチェンジしなければならないスズキの
デザイナーさんも結構悩んだのではないかと思われる。
フロントとリヤのライトを思い切って丸形とし屋根とボディー
をツートンカラーで塗分けお洒落な雰囲気を残しつつ可愛い
イメージが漂う。
ただこの可愛いと言う部分が個人的にはマイナスに感じる。
可愛い過ぎてラパン=女性向けの車と言う先入観がでてしまい
男性がこの車に興味を持っても「どうしょうかなあ??」
と悩むところがネックだと思う。
これはエクステリアだけで無く内のインテリア部分を見て
もそう感じる。
女性がのるなら問題ないが明らかに女性をターゲットに
しました的なことをメーカーがアピールしてしまうと・・
男性ユーザーから興味を持ってもせっかく良いコンセプト
の車を販売しても売れない・・
デザインは可愛いのギリギリ手前で愛嬌がある感じで
男性ユーザーも抵抗なく受入れられる感じのさり気なく
お洒落な感じだと良いなと思う。
とは言えこのモデルでも極端に凝った感じのデザインで
はないので乗車後すぐに違和感なく身体に馴染んでいく。
軽自動車だとNボックスやワゴンRなどワゴンタイプの
とにかく中が広い車種が人気。
しかしラパンは少々小さ目だが車中は横幅は小ぶりながら
も天井は頭上から余裕もあり窮屈感はなし。
特に後部座席は前席と足元に余裕があり軽自動車では見た
目と裏腹にゆったりと寛げるのは評価出来る。
早速Ⅾレンジに入れてスタートCVTのため出足は一瞬
モッサリした感じだがそこからアクセルを少し踏み込めば
エンジン回転が3~4,000回転まで上昇しスピードの乗り
も交通の流れをリード出来る位で先ず先ずの加速感。
お洒落なスピードメータが目に飛び込むが下方には横長の
ディスプレーが表示され中には簡易だがタコメーターも
表示させる事も可能なのが良い☆
メータ自体は大きめで見やすいお洒落な部分が視認性を
阻害している部分は無かったので好感が持てる。
メーター針は白で見難いかと心配したが意外と視認性は
問題なかった。
ベージュ色の前シートはインテリアとマッチして表地も
感触が良く滑らず硬さも丁度良い感じでフィットした。
ワゴンRやスペーシアなど最近の室内空間が大き目の車種
に乗り慣れた自分でもこのラパンの丁度良い小じんまりと
した心地よさはラパンならではの空間だろう。
乗り心地だが変にフニャとしてやたら凸凹のショックを
和らげる感じでは無く少し硬さを持たせて路面状態を把握
し易い様に設定されたサスは評価できる。
これはコーナリング時でもタイヤの設置感を感じ易く
安心感につながる。
ただしCVT変則はやはり加速時にアクセルをグッと
踏んでもエンジン回転だけが上昇しダイレクト感には
少々欠けるのは仕方のないところ・・
ハンドリングは結構軽めなので買い物時に狭い路地を
ウロウロしたり駐車場などで切り返し時は重宝する設定。
かと言って直進安定性も一般道路上では全く不安はなし。
高速道路での安定性はどうなのか次回試して見たい。
ゼロ発進からの加速フィーリングはエンジン音は機械的な
音でやや耳に付くが自然吸気エンジンと言うのを考慮すれ
ば先ず先ずの加速感。
ひと昔前の非力で重苦しいと言う感じの軽自動車と言う
感じはしなかった。
時速80㎞だと平坦な道で2,000回転弱なのでかなりの
静粛性だが一度登坂などでアクセルを踏めばエンジン
回転は4,000回転付近まで上昇する。
アルトラパンのアイドリングストップはどうか?
アイドリングストップ機能が付いているが直進時の
信号待ちは良いが問題は右折時のアイドリングス
トップの操作感だ。
これはスズキ車に言える事でスペーシアに乗車した
時もそうだったがアイドリングストップからの復帰時
の動作は要改善だ。
具体的には停止してブレーキを踏むとアイドリングが
ストップするがそこから踏んだブレーキペダルを緩める
と再びエンジンが始動する。
スズキ車のアイドリングストップはブレーキペダルを
少しでも踏むとアイドリングがストップするのだ・・
ここが問題。
実際に右折時に交差点で停止している時はブレーキペダル
を軽く踏んでいる状態だ。
一番おもいっきり強くブレーキを踏んだ状態を100とする。
右折時に停車している状態だと20~30位の踏力で
ストップしている。
やや軽めのブレーキだがすぐに発進できストップ
させている状態。
スズキ車はこの状態でアイドリングがストップするので
一瞬の間で判断して発進する右折時にエンジンが始動
する間とCVT変則で加速する間が合わさる。
そしてコンマ何秒か自分の感覚とずれて発進する。
これでヒヤッとした事が何度かあるので私はスズキ車
のアイドリングストップは基本的に郊外を走行する場合
offにしている。
その点マツダ車のアイドリングストップは扱いやすい。
前の様に20~30位のブレーキ踏力だとアイドリングは継続する。
そこから意識してグイっと強めにブレーキペダルを踏むとカチッと
軽い音とショックが足に伝わりエンジンがストップする。
モニターにもアイドリングストップするにはブレーキ
を強く踏んで下さいの表示がされるので解りやすい。
要は右折や側道から本線の合流で素早く発進したい時
ブレーキの踏み具合一つでアイドリングストップの動作
を調節できるのだ。
初期のスカイアクティブのデミオの形式でもこの操作性
が実現されて安心して街中で右折が出来たのは今思えは
感心する。
大きな改善点を希望するとすればアイドリングストップ機能
あと数日アルトラパンに乗車する機会があるのでラパンの
魅力を探って見たい。
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