どうしても公務員になりたい貴方へ

どうしても公務員になりたい貴方へ   私自身の公務員志望の動機は毎日決まった作業で安定した給与が 貰える、気楽でそこそこ、やり甲斐があるが新しい事に取り組む 事が苦手で物覚えも悪い。   とにかく安心と言う2文字に魅力を感じ定年まで勤めればそこそこ の年金が貰えて無難な人生が約束される。 これが私の本音だった。   例え現在でもこの様に将来を考える若い方がいても全く否定はしない し悪いとは思わない。   ただし無難な人生を送ろうとすると現在は果たして公務員と言う選択は 本当に最適な選択なのだろうか? 官僚などの上級公務員を目指すなら話は別だが無難で安定した人生を 送りたい訳だから初級または中堅の公務員で勤務する選択をしたとし よう。   仕事内容は部署によって様々だが私の経験した部署は共済関係の 経理部門だった。 数字を追って毎日が数合わせで数字が合わなければ帰宅する時間も 遅くなる。   事務的作業がメインなので肉体的には楽だが精神的には結構ハードだ。 給与面はさすがに卒業したての頃は安いが年ごとに4千円程昇給がある のでこれはメリットである。   但し残業代は実際行った時間の10分の1しか貰えなかった。 例えば月に40時間残業したとして時間あたり1,200円支給される 規定になっているが実際は5,000円程度・・   理由は予算が決まっているからだとか・・ 国からしてこんな感じなのだから正直いい加減だと思う。   組織で業務をする決まりごとが多い融通が効かないので 仕事にやりがいを求め過ぎるとストレスになってしまう。   特に地方のお役所だとここ数年は台風などによる水害や地震に よる自然災害がかなり多いので自分が被災者になった場合でも   役所勤めの場合は自分自身の身の回りの事は置いておいて 休日返上で復旧作業や被災者支援に駆り出される可能性が 高い。   確かにやりがいはあるとは思うのだが・・   ただ無難に業務をこなしていれば生活は保障されるが例えば 現在なら65歳定年を迎えて年金生活となるがこれは今の時点で 定年を迎える人の話。   暗い話になるが恐らく今から新卒で採用された場合は仮に一生懸命 働いたとしても50歳位で昇給ストップし65歳定年を迎える頃には   年金支給開始の年齢も80歳位だと思われるので65歳で一旦退職し 退職前の3分の1の給与で再雇用・・   それが嫌なら自分でバイト探し言い換えれば確かに生活は出来るが 死ぬまで働く事になる可能性が非常に高い。   「死ぬまで現役」聞こえは良いがそれが自分で選択したなら良いが 嫌々強制された物ならどうだろう・・   どうやら私が子供の頃の公務員と将来の公務員では事情がかなり 違って来るようである。    

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