エピソード 学生時代~30代
公務員を辞めてブラック企業へ転職
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4分
公務員を辞めてブラック企業へ転職
公務員として勤めてから2年目くらいからだろう
給与や待遇面では不満はなかったのだが何か
釈然としないものを心の中に引きづりながら
業務に就く日々が続いた。
例えば商品発注に関する企画や貸付経理を担当
していた頃も組合員の利用促進でパンフを作成
するように上司から指示があったが業務の細切れ
時間の間に1日程費やして作成した見本を提出して
チェック。
同僚からは「おっ!解りやすくて面白いんじゃない。」
と一応は客観的に観てどうか?も確認して上司に
提出したものの結果的に採用された物は最初の私が
作成したポスターとは全く別物になってしまった。
ならば「最初から自分で作れよ!」と言いたい。
部下に指示は出すが任せる事が出来ず結局は上司
が自分自身で仕事に関わってしまう。
要は仕事自体は出来るのだが他人に仕事を振る事が
出来ず歯車の中にハマるタイプの人間は部下を管理
出来ない。
年に数回ほど本部から監査に幹部職員がやって来られる
のだがその対応に気遣うは良いが送り迎えや、監査業務
の対応、懇親会の段取りやるのは良いが常に
「もしこれがダメだったら・・」と言う何かの問題が
あった時にのまだ起こりもしていない不測の事態にどう
対応したら良いかそれに殆どの時間を費やして疲れ果てる。
そんなもん臨機応変にやれよ!
まだ若い自分でもそう思う。
良いも悪いも多少マズイ事をやってても給与が貰えるのが
公務員だ。
この感覚でこの先何十年も働くのか・・
バブル時期に採用されたせいもあって利益追求の民間は厳しいが
自分の行動と結果にブレがないと思い転職を決意した。
転勤もあるし次で3年目のため予告なく転勤命令が出る可能性
もあるので辞令が出るまでには退職したい。
そうして焦る気持ちを引きずりながら私はある民間の配置
薬品会社のFに転職する事となった。
それが今で言うブラック企業とは知らずに・・・
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