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デュピクセント いつまでメリットとデメリットを語る

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デュピクセント いつまでメリットとデメリットを語る

 

アトピー新薬でメジャーな一つデュピクセント多くの
人に使用されてアトピーの症状軽快に確実な実績を
しめす薬品の一つ。

今回はデュピクセントの長所と短所を具体的に取り
上げて見ようと思う。

デュピクセントのメリットと言えば何と言っても
これまで酷い皮膚炎の症状をステロイドでしか抑える

事が出来なかった人にも皮下注射によって炎症が
ストップし皮膚から潤いが復活し経過が良好な人

であれば見違える程の皮膚の回復力をもたらす新薬
である。

1のメリットは皮膚を一旦リセットし心身共に
落ち着いた状態に出来る。


アトピーと言えば食事や家庭環境の埃やダニなど
あらゆる事に避けたり食べ物を工夫したりしても

中々改善しなかった症状が皮下注射一本で良くなる
のだからアトピーの患者さんからすれば当然気に
なるであろう。

もちろんデュピクセントのお陰で身体

が軽快するので
根本的に身体が治った訳ではないが酷い皮膚炎を

一旦リセットして健康な肌の人と同じ状態の姿で
生活する事は精神的にも大きなメリットがある。

アトピーの症状から一旦解放されて落ち着いた
心理状態で自分の人生を考えるのは非常に重要な
ことである。

2つ目のメリットは、行うのは2週間に一回の
皮下注射を行うだけで注射時は多少手間は掛かるが

それ以外はやる事がないので旅行や出張などで
皮下注射の日さえ気を付ければ良いと言う事に
なる。

但し初回は通院で皮下注射してもらいその後は
主治医と相談の上で薬剤の保管方法や打ち方を
指導してもらった上での自己注射となる。

痒みや湿疹の起こる割合をデュピクセント使用
前が100とすると大体の人が10~20位に落ち着き
それに伴ってステロイドの使用量も激減していく。

個人的にはこの状態で心理的、身体的に余裕が
出来た状態で更に保湿や生活環境を見直せば
身体の良い状態を維持できると思う。

デュピクセントのメリットは何と言っても
アトピーによる身体的苦痛から解放されるので
これまで苦痛でロスしていた生活での時間が
有効に使える事だろう。

デュピクセントのデメリットこれだけは知っておくべき

デュピクセントはアトピー新薬として画期的な薬品
で実証効果も高い。

これまでアトピーに苦しんできた方には朗報だが
いくつかのデメリットがある。

当たり前の話ではあるが副作用的な症状がデュピク
セントにもあっていくつか紹介すると。

・首から上が効きにくい・・

これは実際に使用している方から聞いてみると首から
下の皮膚は経過が良好で肌はしっとりして潤いがあって
モッチリするようになる。

下手をするとアトピーでない人でスキンケアがおろそか
な人よりも美肌になる場合がある。

では顔の部分が効いていないのかと言うと実際は顔の
皮膚も改善はしているのだが首からの下の皮膚状態が

あまりにも良好なため、どうしても比較してしまい
この様な見解になるのではないか?と思う。

・結膜炎が発症しやすくなる。

結膜炎が出やすくなる原因はデュピクセントは目を保護
するムチンと言う物質を減少させる作用がある為に結膜炎
を発症する人が出てくる。

但し全員がそうと言う訳ではなく人によって症状が出ない
場合があり症状が出た場合はステロイド点眼で対処する。

・ヘルペスの発症

デュピクセントは免疫抑制剤なので当然他の免疫機能にも
作用してしまい通常より免疫機能が弱い状態になる。

ヘルペスはご存じの方も多いが感染したとしても免疫が
強く機能していれば発症を抑え込む事ができるがデュピ
クセントを使用する事で発症する頻度が高くなる。

但し個人的にはヘルペスを完全では無いが発症頻度を
格段に抑えるサプリがあるので、またの機会にご紹介
する。


ここまでが一般的に知られているデメリット副作用だが
最後にデュピクセントを使用するにあたって知っておか
なければいけない事とは?

デュピクセントは「生物学的製剤」と言う事である。

これは別のページでも話たがこの「生物学的製剤」
だと理解してデュピクセントを使用している人が
果たして何人いるのか?

 

「生物学的製剤」の何が問題か?と言うと生物学的製剤は
バイオテクノロジーでを用いて作られた製剤で一度使用
したら基本的には一生使用し続けるのが通常である。

 

それは何故かと言ったらデュピクセントを使用して1年位
経過してすっかり綺麗な肌になったとする。

そこでアトピー新薬が故に薬代の負担が毎月苦しいから
アトピーも落ち着いてきたし一旦デュピクセントを止めて
様子を見るとする。

そして例えば半年位してまたアトピーが復活しデュピクセント
を使用したが今度は思うように効かなくなる事がある。

これを中和抗体と言って一旦ストップして再び薬剤を
身体に投入すると抗体が出来てデュピクセントの働きを
抑制してしまう。

中和抗体の作用が全員起こる訳ではないがデュピクセント
の様な「生物カクテキ製剤」を打ったり止めたりを繰り返
すと、その事に中和抗体が働く確率が高くなる。


幸いデュピクセントはリンヴォックの様に3か月ごとの
血液検査が必要なく、その分副作用的には安全な製剤だ。

しかしSNSなどでデュピクセントを使用している方の経過
報告などを観ていると・・

「良くなったので一旦ストップして見ます」

「注射の費用が勿体ないので2週間の所を3週間に
感覚を開けても大丈夫だった」

とか果たして、これらの人はデュピクセントの中和抗体の
事を知っているのだろうかと思う。

デュピクセントは確かにアトピーには非常に効果的な薬剤
なのだが「中和抗体」と言う言葉を念頭に入れて使用すべき

でもしその事を知っていたら今の自分にはデュピクセントが
必要かどうかが理解出来るのではないだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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