スイフトRS・XG

新型 スイフト 5速MTの魅力と試乗を徹底レビュー

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2024年の1月に発売された新型スイフトの5速マニュアル一歩先に12月にはCVT車が発売されたが評判も上々だった。

新型スイフトは、スズキの人気コンパクトカー「スイフト」の最新モデルで、特に2024年モデルでは大幅な進化を遂げている。
今回はマニュアル車の試乗レビューをしてみたいと思う。
スイフトのMTと言えば普通はスイフトスポーツが取り上げれれるが玄人好みの5速マニュアルの乗り味は果たしてどうだろうか?

新型スイフト 5MTのマイルドハイブリッドとは?最新モデルの徹底試乗

  1. スイフト 5MTの特徴:マニュアル車の魅力
    新型スイフトには、1.2L 直列3気筒エンジンが搭載されており、ハイブリッドシステムとの組み合わせにより、優れた燃費性能を実現している。また、5速MTモデルも新たにラインアップされ、マニュアル車ならではの走りの楽しさを提供している

    エコカー減税100%を達成されており走りとエコの両面を体現している。


  2. 2024年モデルのスペック:エンジン性能と車重の軽量化

    • 1.2L 直列3気筒エンジンの性能、920kgの軽量ボディ、そしてパワートレインは82馬力のトルクが108Nでそこにモーター
      アシストで3.1PS(2.3kW)/1100rpm
      モーター最大トルク:60N・m(6.1kgf・m)/100rpmが加わる。
  3. スイフト 5MTの走行体験:試乗レビュー

    • 今回運転する新型スイフトの5MTはグレードがMXと言う中間グレードでスズキの場合これまでMTの設定があった場合最下級のグレードに充てていた。
      マイルドハイブリッドにMTの組合せは何とも新鮮である。早速乗り込むと目に留まるのは2連のメーターパネルで大きめの
      回転計と速度計よく見ると速度計の最大が220㎞まで表示されているのが非現実的だが面白い。

    • シフトノブのデザインはオーソドックスで好感が持てる実際に操作してみるとギアゲージに入った感覚が明確でスコスコと入り非常に気持ちが良いのと現行のスイフトスポーツよりストロークが短く明らかに新型スイフトの方が上出来だ。
      軽めのクラッチを切ってスコンとギヤを1速に入れてスタートした。

新型スイフト 5MTのドライビング性能トルクと加速はどうか?

  1. 新型スイフト 5MTのエンジンフィーリングを観察する。

    • クラッチを繋ぐと3気筒エンジンはスルリと車体を前に押し出して発進する。ちょうど滑らかで3気筒ならではのトルク感が
      身体に伝わり穏やかながら街中では十分な加速力を発揮する。ギヤもコクコクと決まり2速、3速とギヤを放り込んでいくのが
      楽しい。低回転域は滑らかなトルク感でスムースに発進でき4,000回転以降はまるで4気筒並みの滑らかさで5,000回転を超えて淀みなく回るZ12型エンジンの出来は良好だ。

      MTと言えばエンジンをある程度回して走るのが面白いがシフトフィーリングが良いので早めに5速に入れて巡行するのも良いし4,000回転過ぎまで引っ張って加速を楽しみながらキビキビ走るのも良い。
      いずれにしても走り方を選択出来るのがMTの良いところ。
  2. 新型スイフト 5MTのギヤ配分はワイドギヤなのが気になる?

    • 新型スイフトの5速マニュアルを運転して気になったのがワイド気味のギヤ比設定だ。
      クラッチを繋いで発進しフル加速気味にアクセルを踏んで引っ張っり2速、3速とシフトする時にエンジンの回転落ちが遅いので一瞬待つ感じになってしまう。5速で時速100㎞走行で2,600回転の設定で静粛性と燃費には貢献するがエンジンを回し気味にして走る場合はギヤ比がクロス気味の方が好ましい。
      確かにMTだがギャンギャン回して走行する性格の車ではないし引っ張っても4,000回転過ぎでシフトチェンジするか早めに
      コクコクとシフト感覚を楽しみながら上品に走る方がスイフトには似合っている。
  3. 5速MT vs CVT:どちらが選ぶべきか?

    • 5速MTとCVTの違いはと一言で言えば運転の楽しさが倍増されると言う事だろう。
      MT初心者であれば最初は戸惑うが慣れればMTの楽しさに目覚める事には間違いなし。もちろんCVTのイジーさも魅力だが
      新型スイフトの運転の楽しさを後押ししているのが心地良いシフト感で先代のスイフトも5MTが有ったが格段にシフト感が
      向上している。
      今何速に入ってるか?加速は?トルクは十分かなど身体で察知して1200㏄の限られたパワーを操っていくのはマニュアル車
      の楽しみの一つだ。
  4. 新型スイフト 5MTvs スイフトスポーツ:違いは何か?

    現行のスイフトスポーツは1400㏄ターボエンジンで140PSのトルクが250Nと1200㏄の5速マニュアルのスイフトと比較して
    圧倒的にパワフルだ。ギヤも6速あってクロス気味に配置されているのでシフト時に回転のつながりも良い。
    今回の新型スイフト5MT出来は非常に良いので「スイフトスポーツはいらないのでは?」と言う声もある位だが実際に次期スイフトスポーツが発売されれば走りに喜びを求めるユーザーはスイフトスポーツを求めるだろう。

スイフト 5MT乗り心地とハンドリングは?

  1. 新型スイフト 5MTの乗り心地とハンドリング

    • スイフト5MTは従来のスイフトの乗り心地はやや硬めでガッシリした乗車感があったが今回の新型スイフトはギャップを通過時の乗り心地がソフトになっている。しかしフニャとした感じが無くサスの減衰力が効いて踏ん張るのでコーナリング時も安心してハンドルを切れる。ハンドリングは入力に対して自然な感覚で車体が曲がるのでコーナーでは意識を向けるだけで自然に曲がれ切り返しも適度な節度を持って安心して行える。高速時の直進安定性も軽くハンドルの手を添えていればリラックスでき良好だった。
  2. 維持費と燃費:維持費コストは

    • カタログ燃費(25.4km/L)だが実際の燃費はどうか?結果は163㎞走って給油量が8.5リットルでリッター19.1㎞と言う結果だった。走行は高速道路3割、交通量の多い街中3割、市街地4割で燃費走行は一切なしでエンジンを回したい時は好きなだけ
      回す(と言っても4,000回転ちょいがメイン)でこの数値は大したものだ。
      ガソリン代も大した程掛からず維持費は下手なストロングハイブリッドと比べてガソリン代は掛かるかも知れないがバッテリーやモーター交換を考えればマイルドハイブリッドの方がトータル的に安いと思う。
【見出し5】スイフト 5MTのメリット・デメリット
  1. スイフト 5MTの魅力:運転の楽しさとエコ性能

    • 新型スイフトはマニュアル車ならではの運転の楽しさの魅力が溢れている後にスイフトスポーツが発売される筈だが一概にスイフトスポーツが良いかと言うと1,200㏄の5MTにはローパワーを5速のミッションで操る楽しさがあってそれぞれ乗り味が
      違うので好みの問題となる。そしてMTにはエコカー減税が適用されるのが何とも嬉しい。

  2. 購入前のデメリットと注意点

    • 5速MTのシフトフィールは非常に良くなっているこれはディラーに行って展示車でも良いのでシフト操作して確認ができる。
      デメリットとしては排気量の大きい車と比較すれば必要十分なパワーだが刺激を求める人には物足りないかも知れない。
      またエンジン回転を引っ張ってパワーを引き出せば結構速いがネックとなるのがエンジンの回転落ちの鈍さだろう。
      これはギヤ比をクロスにすれば解決出来ると思うし多少静粛性を犠牲にしても面白い車になると思われるが、そこはスイフトスポーツと差別化がされているのであろう。
  3. どのような人にスイフト 5MTはおすすめか?

    • マニュアルが好きで時代の流れに惑わさせず長く愛車に乗りたい方にピッタリな車だと思う。
      街中のチョイ乗りから高速を使った長距離ドライブまで何でもこなしてくれる運転すること自体が楽しい。
      ただ試乗出来る場所も限られてるが是非試乗して欲しい一台である。


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