ジムニーの燃費が悪い理由とは?問題点とその改善策を徹底解説!
ジムニーの燃費が悪いと感じるのはなぜ?主要原因を探る
スズキジムニーは、軽自動車規格に収まる「ジムニー(JB64型)」と、普通車規格の「ジムニーシエラ(JB74型)」という2種類のモデルが存在します。それぞれのモデルで排気量や駆動方式が異なるため、燃費性能にも違いが生じます。
1.1. ジムニー(JB64型)
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エンジン: 660cc ターボエンジン(R06A型)
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WLTCモード燃費(総合): 約16.2 km/L(5速MT)、約13.2 km/L(4速AT)
軽自動車規格のジムニーは、660ccのエンジンを搭載しており、カタログ燃費では約16 km/L前後です。これは街乗りから郊外まで幅広く対応できる数字ですが、特に4WD機能が常に動作するため、一般的な軽自動車と比べるとやや燃費が劣る傾向にあります。
1.2. ジムニーシエラ(JB74型)
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エンジン: 1.5L 自然吸気エンジン(K15B型)
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WLTCモード燃費(総合): 約14.3 km/L(5速MT)、約13.2 km/L(4速AT)
ジムニーシエラは普通車規格のモデルで、1.5Lのエンジンを搭載しています。エンジン排気量が大きい分、ジムニーよりも燃費は低くなりますが、排気量が増えることでトルクが向上し、高速道路や山道でも安定した走行が可能です。
2. 燃費に影響を与える要因
ジムニーの燃費は、単純なエンジン性能だけでなく、車体の設計や使用環境など複数の要因が影響します。以下はジムニーの燃費に影響を与える主な要因です。
2.1. 車体の重量と形状
ジムニーはオフロード走行を前提としたタフな車体構造を持っており、フレームが頑丈で重量があります。この重量が、特に加速時や登り坂での燃費に影響します。また、ジムニーのデザインは空気抵抗を考慮したものではなく、箱型のスタイルが特徴です。これにより、高速走行時の空気抵抗が大きく、燃費が低下する要因となります。
またオフロードタイプのタイヤは直径が大きく当然発進時に大きな駆動力が必要なためにガソリンの消費も多くなります。
2.2. 4WDシステム
ジムニーの最大の特徴である4WDシステムも、燃費に大きな影響を与えます。4WDシステムは常に駆動するため、一般的なFF(前輪駆動)やFR(後輪駆動)の軽自動車に比べてエネルギー消費が大きく、燃費が悪化しやすいです。しかし、このシステムにより、雪道や悪路での安定した走行性能を実現しています。
2.3. トランスミッション
ジムニーには5速マニュアルトランスミッション(MT)と、4速オートマチックトランスミッション(AT)が用意されています。一般的に、MTはドライバーがギアを効率的に操作できるため、燃費が良い傾向にあります。一方で、ATはシフトチェンジが自動で行われるため、燃費がやや劣る場合があります。特に、ジムニーのATは4速と少ないため、高速域での燃費悪化が顕著です。
2.4. 使用環境
ジムニーは都市部の渋滞や短距離走行よりも、郊外や長距離走行、さらにはオフロード走行に適しています。都市部でのストップ&ゴーが頻繁な走行は、ジムニーの燃費を大幅に悪化させることがあります。逆に、一定の速度で走行できる郊外や高速道路では、燃費はある程度改善します。
3. ジムニーの実燃費
カタログ燃費と実際の走行での燃費には違いがあることが多く、ジムニーでも実燃費は公式データよりやや低めに出ることが多いです。ユーザーからの実際の声をもとに、実燃費のデータを以下にまとめます。
3.1. ジムニー(JB64型)の実燃費
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市街地走行: 10〜12 km/L
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郊外走行: 13〜15 km/L
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高速道路: 16〜18 km/L
ジムニーの実燃費は、使用環境によって大きく変動します。特に都市部での短距離走行では燃費が10 km/L前後まで落ち込むことが多いですが、郊外や高速道路での安定走行では15 km/L以上を記録することもあります。
今回は4ATで神奈川県の戸塚から街中と高速を走行78.8㎞走行して給油量は9.5リットルでリッター8.2㎞でした。
3.2. ジムニーシエラ(JB74型)の実燃費
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市街地走行: 9〜11 km/L
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郊外走行: 12〜14 km/L
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高速道路: 14〜16 km/L
ジムニーシエラの実燃費も、エンジン排気量が大きいため、ジムニーよりやや低めになります。特に市街地での燃費悪化が顕著ですが、郊外では比較的安定した燃費を維持できることが多いです。
だた状況によってはトルクが太い分エンジン回転数が上がらず加速出来るのでシェラの方が燃費が良い場合もあります。
4. 燃費を改善するためのポイント
ジムニーの燃費を最大限に引き出すためには、いくつかの工夫が必要です。燃費に影響を与える要素を理解し、適切な運転方法やメンテナンスを行うことで、燃費を改善することが可能です。
4.1. エコドライブ
スムーズなアクセル操作や無駄な急加速・急ブレーキを避けるエコドライブは、ジムニーの燃費改善に大きな効果をもたらします。また、一定の速度を保ちながら走行することも燃費向上に寄与します。
ただエコドライブも本来の性能を発揮せずやり過ぎるとストレスになりゲーム感覚で行い。
日によっては燃費走行よりジムニーを思いっ切り楽しむ日などメリハリをつけた方が良いと思います。
4.2. タイヤの空気圧管理
タイヤの空気圧が適切でないと、燃費が悪化します。空気圧を定期的にチェックし、適切な状態に保つことで、燃費を効果的に改善できます。
4.3. 不要な荷物の軽減
ジムニーはアウトドア用の装備やカスタムパーツが豊富にありますが、これらを積みすぎると車両の重量が増加し、燃費が悪化します。不要な荷物やアクセサリーを減らすことで、燃費の改善が期待できます。
特に休日にアウトドア用品を使用して遊んだ後は速やかに車外に出して保管する事で車体重量を減らし燃費に貢献できる様に
努めると良いでしょう。
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