観光特急「はなあかり」大阪発敦賀行き乗車記|湖西線からびわ湖を楽しむ車内体験

観光特急はなあかりで琵琶湖方面へ行くなら、どんな景色が見えるのか、車内は快適なのか、座席はどこを選べばよいのか気になりますよね。特に、はなあかり大阪敦賀乗車記やはなあかりスーペリアグリーン乗車記を探している人は、実際に乗った時の雰囲気や琵琶湖の車窓を事前に知っておきたいはずです。
この記事では、はなあかりJRの観光列車としての魅力をもとに、はなあかり車内の雰囲気、はなあかり座席おすすめの考え方、はなあかり座席表を見る時のポイント、はなあかり2号車やはなあかり1人席の使いやすさまで、初めて乗る人にもわかりやすく紹介します。
また、はなあかり料金の目安や、はなあかり食事を楽しめるかどうか、はなあかり途中下車を考える時の注意点もあわせて整理します。はなあかりブログとして実際の旅をイメージしやすいように、大阪発で琵琶湖方面へ向かう流れや、敦賀方面までの乗車体験に近い感覚も交えながらまとめていきます。
はなあかりで検索しているあなたが、予約前に知りたい車窓、座席、車内、料金、食事、途中下車の不安をまとめて解消できるように書いています。この記事を読めば、はなあかりで琵琶湖旅をする価値があるのか、自分にはどの座席や過ごし方が合うのかを判断しやすくなるはずです。
はなあかりで琵琶湖を旅する魅力|大阪・敦賀間の乗車記と車窓を紹介
- 大阪 敦賀 乗車記|大阪駅出発から敦賀駅到着までの流れ
- ブログで紹介する琵琶湖沿線の景色と見どころ
- JR西日本の観光列車としての特徴と運行ルート
- 車内から琵琶湖が見える区間とおすすめの過ごし方
- 途中下車はできる?近江舞子など途中駅での停車時間
- 食事|予約制弁当・車内販売・沿線の限定商品を紹介
大阪 敦賀 乗車記|大阪駅出発から敦賀駅到着までの流れ
はなあかりで大阪駅から敦賀駅へ向かう旅は、目的地へ移動するだけではなく、列車に乗っている時間そのものを楽しめるのが大きな魅力です。大阪の都市部を出発し、京都方面を経由して琵琶湖の西側を走り、最後は福井県の敦賀へ到着します。
車窓の変化や沿線のおもてなし、車内販売などが次々に登場するため、片道約2時間半の乗車時間も意外と短く感じますよ。ここでは、大阪駅での乗車準備から敦賀駅へ到着するまでの流れを、実際の乗車体験に沿って紹介します。
なお、運行区間や停車駅、発車時刻、車内サービスの内容は、運転する季節や日程によって変更される場合があります。実際に予約するときは、JR西日本の公式サイトやe5489で最新情報を確認してください。
大阪駅には発車時刻より早めに到着しておく
大阪駅では、発車時刻の約20分前に、はなあかりがホームへ入線しました。入線時刻や使用するホームは運転日や当日の状況によって変わりますが、車両の外観をゆっくり撮影したい場合は、発車時刻の30分ほど前には大阪駅へ到着しておくと安心です。
大阪駅は非常に広く、利用する改札口によってはホームまでかなり歩くことがあります。初めて大阪駅を利用する人や、大きなスーツケースを持っている人は、時間に余裕を持って移動したほうがよいでしょう。
ホームへ入ってくるはなあかりは、一般的な観光列車のような派手な配色ではありません。深みのある落ち着いた車体色が使われており、遠くから見ても上品な雰囲気があります。
車体の色は、奈良時代から伝わる染色をイメージした檳榔子染が採用されています。写真を撮るときは車両全体だけでなく、はなあかりのロゴ、先頭部分、窓まわりの装飾なども残しておくと、あとで旅を振り返りやすいですよ。
| 乗車の流れ | 主な内容 |
|---|---|
| 大阪駅 | 発車前にはなあかりが入線し、ホームから外観を撮影 |
| 車内へ乗車 | 座席や配布冊子、スタンプカードなどを確認 |
| 大阪駅を出発 | 車内放送で停車駅や沿線のおもてなしを案内 |
| 琵琶湖沿線 | 湖面やヨット、釣り人、田園風景などを車窓から鑑賞 |
| おごと温泉駅周辺 | 横断幕によるお出迎えや予約弁当の受け取り |
| 近江舞子駅 | 比較的長い停車時間が設定される場合がある |
| 近江今津駅周辺 | 地域の物産品販売や観光パンフレットの配布 |
| 敦賀駅 | 駅員さんによる旗のお出迎えを受けて到着 |
乗車したら座席と配布物を確認する
列車へ乗り込んだら、まず自分の座席番号を確認して荷物を整理します。はなあかりには通常のグリーン車とスーペリアグリーン車があり、座席の配置や利用できる人数が異なります。
スーペリアグリーンを利用する場合は、テーブルを挟んで座席が向かい合う、ゆとりのある空間で過ごせます。大きな窓が設けられているため、座ったままでも沿線の景色を眺めやすいのが特徴です。
本来は2人で利用する区画でも、設定された貸切料金を支払うことで1人利用が認められる場合があります。周囲を気にせず静かに車窓を楽しみたい人や、少しぜいたくな一人旅をしたい人にも向いています。
席へ着くと、アテンダントさんから旅のお楽しみガイドやスタンプカードなどが配布されることがあります。冊子には沿線地域の工芸品、車内に飾られている伝統工芸、各駅のおもてなし、車内販売品などが紹介されています。
出発前や乗車直後に目を通しておくと、途中で見逃したくない場所が分かりやすくなります。スタンプカードは2号車のサロンスペースで使うため、なくさないように保管しておきましょう。
大阪駅を出発すると車内放送が始まる
はなあかりは大阪駅を出発すると、しばらく大阪や京都周辺の市街地を走ります。発車後は、各駅の通過時刻や停車駅、沿線で行われるおもてなしについて車内放送が流れます。
普通の特急列車では到着駅や乗り換え案内が中心ですが、はなあかりでは沿線の観光情報や車窓の見どころも案内されます。初めて琵琶湖方面を旅する人でも、放送を聞いていれば注目する場所をつかみやすいですよ。
都市部を走っている間は建物が多く、観光列車らしい景色はまだ少なめです。しかし、滋賀県へ近づくにつれて視界が開け、住宅地の向こうに山や田畑が見えるようになります。
琵琶湖が見え始めたら車窓に注目する
滋賀県へ入ると、いよいよ琵琶湖の水面が車窓に現れます。ここ、気になりますよね。
湖面が見える区間では、琵琶湖の広さだけでなく、ヨットの帆を広げて進む人や、湖岸で釣りを楽しむ人の姿まで確認できることがあります。列車と湖の距離が比較的近く感じられる場所もあり、琵琶湖の日常的な風景を間近に眺められます。
湖面は常に見えているわけではなく、建物や木々、地形によって一時的に見えなくなる区間もあります。車内放送で琵琶湖の案内が流れたら、スマートフォンやカメラを準備しておくとよいでしょう。
走行中に写真を撮る場合は、スマートフォンをできるだけ窓に近づけると、室内照明の映り込みを抑えやすくなります。車窓が速く流れるため、連写機能を使う方法も便利です。
おごと温泉駅では地域のお出迎えを楽しむ
おごと温泉駅では、沿線の方が大きな横断幕を掲げ、はなあかりの乗客を迎えてくれる場面がありました。ホームから手を振る人の姿を見ると、ただ駅を通過するのではなく、その地域に招かれているような気持ちになります。
こうしたお出迎えは停車中の短い時間に行われるため、到着直前の車内放送が聞こえたら窓の外へ注目しておきましょう。
おごと温泉駅では、事前予約されたお弁当が車内スタッフさんへ受け渡される場合もあります。乗客が自分でホームへ取りに行くのではなく、スタッフさんを通して車内で受け取る形です。
予約制のお弁当を利用したい場合は、乗車日の数日前までに注文が必要になることがあります。注文期限や受取方法は商品や運転日によって異なるため、列車を予約した段階で確認しておくのがおすすめです。
2号車のサロンスペースでスタンプを押す
乗車中は自分の座席だけでなく、2号車にあるサロンスペースへ足を運んでみましょう。サロンスペースは乗客が自由に利用できる共有空間で、座席とは異なる雰囲気を楽しめます。
ここには、沿線地域をイメージしたスタンプが設置されることがあります。スタンプに使われている色は、菖蒲色、縹色、紅色、紺青色、常磐色、桧皮色、紅梅色など、日本の伝統色です。
聞き慣れない色の名前もありますが、実際にスタンプを押してみると、落ち着きのある美しい色合いを楽しめます。配布されたスタンプカードへ好きな色を重ねれば、乗車記念として持ち帰れますよ。
ただし、列車が出発した直後はスタンプコーナーの準備が終わっていない場合があります。利用できないときは、少し時間を置いてから再び訪れてみてください。
車内販売で地域の商品を味わう
はなあかりでは、サロンスペースなどで地域の商品が販売されることがあります。乗車時には、焼き鯖ジャーキーや滋賀びわ湖サイダーなどが販売されていました。
焼き鯖ジャーキーは、かむほどに鯖の風味が広がる軽食です。びわ湖サイダーと組み合わせれば、琵琶湖を眺めながら滋賀らしい商品を楽しめます。
予約弁当を注文していない場合でも、車内販売で軽食や飲み物を購入できる可能性があります。ただし、販売される商品や価格、販売時間は運転日によって変わります。売り切れる商品もあるため、気になるものを見つけたら早めに購入したほうがよいかもしれません。
近江舞子駅では長めの停車時間を楽しむ
近江舞子駅では、乗車時に約11分の停車時間が設けられていました。案内があった場合は、ホームへ降りて外の空気を感じたり、列車の外観を撮影したりできます。
近江舞子駅は滋賀県大津市南小松に位置し、琵琶湖の西岸に近い駅です。夏は気温が非常に高くなる日もあり、冷房の効いた車内からホームへ出ると、一気に暑さを感じることがあります。
夏季にホームへ出る場合は、短時間でも飲み物や帽子を用意しておくと安心です。冬季は湖から冷たい風が吹く可能性があるため、防寒着をすぐ取り出せるようにしておきましょう。
停車時間は列車の遅れによって短縮されることがあります。ホームへ降りる前に車内放送をよく聞き、列車から離れ過ぎないようにしてください。
近江今津駅周辺では物産販売が行われることもある
近江今津駅付近では、高島市の物産販売スタッフさんが車内へ乗り込み、クッキーなどの地域商品を販売する場面がありました。
観光パンフレットが配布されることもあり、列車から眺めていた地域にどのような観光地や特産品があるのかを詳しく知ることができます。今回の旅行では途中下車しなくても、次回の滋賀旅行を考えるきっかけになりますよ。
物産販売の内容やスタッフさんの乗車区間は、季節や運転日によって異なります。毎回同じサービスが行われるとは限りませんが、その日にしか出会えない商品やおもてなしがあることも、観光列車の楽しさです。
琵琶湖北部では田園風景と山並みが広がる
列車が琵琶湖の北側へ進むにつれて、湖だけでなく田園風景や山並みが目立つようになります。広い水田、昔ながらの集落、遠くに連なる山々が重なり、都市部から自然の多い地域へ移動してきたことを実感できます。
派手な観光施設が次々に現れるわけではありませんが、湖と田畑と山が組み合わさった穏やかな風景は、湖西地域ならではの魅力です。
座席で景色を眺めたり、車内放送の観光案内を聞いたり、サロンスペースへ移動したりしていると、乗車時間はあっという間に過ぎていきます。
敦賀駅では旗を振る駅員さんがお出迎え
大阪駅から約2時間半の列車旅を楽しんだあと、はなあかりは敦賀駅へ到着します。所要時間は運転日やダイヤによって変わりますが、一般的な目安として考えてください。
敦賀駅では、駅員さんが旗を振りながら乗客を迎えてくれました。ようこそ敦賀へという温かい声をかけてもらうと、目的地へ到着した実感が一気に高まります。
はなあかりの大阪から敦賀までのルートは、できるだけ短時間で移動したい人より、琵琶湖の景色や沿線のおもてなし、車内での過ごし方を楽しみたい人に向いています。
大阪駅には早めに到着し、乗車後は自分の座席に座り続けるだけでなく、2号車のサロンスペースや車内販売も利用してみましょう。敦賀到着後に市内観光や宿泊を組み合わせれば、はなあかりへの乗車を中心にした充実した旅行になりますよ。
ブログで紹介する琵琶湖沿線の景色と見どころ
はなあかりブログで琵琶湖沿線の魅力を紹介するなら、単に湖が見えたと伝えるだけでは少しもったいないです。
大阪から敦賀へ向かう車内では、市街地から琵琶湖、田園風景、山並みへと景色が少しずつ変化します。さらに、途中駅でのお出迎えや地域商品の販売、長めの停車時間などが加わり、車窓と地域交流を一緒に楽しめる旅になっています。
琵琶湖は列車の窓からずっと見えるわけではない
琵琶湖は日本最大の湖ですが、はなあかりの車窓から常に湖面が見えているわけではありません。建物や樹木、山の斜面などに隠れる区間もあります。
そのため、湖が見え始めるタイミングを逃さないことが大切です。車内放送で案内される場合もありますが、滋賀県へ入ったあたりから窓の外を意識しておくとよいでしょう。
琵琶湖が突然大きく見える場所もあれば、建物の間から短時間だけ見える場所もあります。湖面が見えたと思ってからカメラを準備すると間に合わないこともあるため、スマートフォンはすぐ使える場所に置いておくと安心です。
| 場所・場面 | 楽しめる内容 |
|---|---|
| 琵琶湖が見え始める区間 | 広がる湖面、ヨット、釣り人など |
| おごと温泉駅 | 横断幕によるお出迎え、予約弁当の受け渡し |
| 近江舞子駅 | ホームから感じる湖西地域の空気、長めの停車時間 |
| 近江今津駅周辺 | 高島市の物産販売、観光パンフレット |
| 琵琶湖西岸の車窓 | 湖と山が近い湖西らしい景色 |
| 琵琶湖北部 | 田園風景、山並み、落ち着いた集落の風景 |
湖面だけでなくヨットや釣り人にも注目する
琵琶湖が見え始めると、広い水面に目を奪われます。天気のよい日は湖面に日差しが反射し、遠くまで明るく見渡せます。
乗車時には、ヨットの帆を広げて水面を進む人や、湖岸で釣り糸を垂らしている人の姿まで確認できました。展望台から琵琶湖全体を眺める景色とは違い、湖を利用して暮らす人や遊ぶ人の姿を、生活に近い距離から見られます。
湖だけを眺めるのではなく、船、ヨット、湖岸の道、釣り人、周辺の住宅などにも注目してみてください。琵琶湖が地域の暮らしと深く結びついていることが分かりますよ。
湖側と山側では車窓の印象が異なる
湖西線沿線は、琵琶湖と比良山地の間を走る区間が多く、座る側によって見える景色が大きく変わります。
湖側では明るく開放的な水面を楽しめます。一方、山側では緑の斜面、集落、田畑などが比較的近くに見えます。
どちらにも魅力がありますが、琵琶湖を中心に写真を撮りたい人は、予約時に座席表を確認しておくとよいでしょう。
ただし、はなあかりには向かい合わせの座席や複数人用の区画があり、一般的な特急列車のように単純にA席側やD席側だけで判断しにくいことがあります。
車両の向きや運転方向が変わる可能性もあるため、e5489の座席表だけで決めつけず、JR西日本の公式案内や過去の乗車記も参考にするのがおすすめです。
おごと温泉駅のお出迎えは観光列車らしい見どころ
おごと温泉駅では、沿線の方が横断幕を掲げ、車内の乗客を迎えてくれることがあります。
駅へ到着する直前に車内放送が流れたら、ホーム側の窓に注目してみましょう。地域の方が列車へ向かって手を振る姿を見ると、普通の特急列車とは違う温かさを感じられます。
こうしたお出迎えは短時間で終わります。写真や動画を撮りたい場合は、駅へ着いてから準備するのではなく、到着前にカメラを起動しておくとよいでしょう。
琵琶湖を眺めながら予約弁当を楽しめる
おごと温泉駅では、事前予約されたお弁当が車内へ積み込まれる場合があります。乗客自身がホームへ受け取りに行くのではなく、車内スタッフさんを通して受け取る形です。
琵琶湖の景色を眺めながら、滋賀の食材を使った食事を味わえば、目だけでなく舌でも沿線の魅力を楽しめます。
予約弁当は乗車当日に申し込めるとは限りません。4日前までなど、早めの予約期限が設けられる商品もあります。列車の指定席を確保したら、弁当の販売内容と予約期限も一緒に確認しておくと安心です。
予約を忘れた場合でも、車内販売で軽食や飲み物を購入できる可能性があります。ただし、必ず食事が買えるとは限らないため、心配な人は大阪駅で軽食を準備しておく方法もあります。
近江舞子駅ではホームへ降りられる場合がある
近江舞子駅では、通常の停車駅より長めの停車時間が設定されることがあります。乗車時は約11分停車したため、案内に従ってホームへ降り、外の空気を感じることができました。
近江舞子駅は滋賀県大津市南小松にあり、琵琶湖の西岸に位置しています。夏は猛暑になる日もあり、冷房の効いた車内から外へ出ると、数字以上の暑さを感じるかもしれません。
短い時間でもホームへ降りると、座席から景色を見るだけとは違った旅の実感が得られます。列車の外観を撮影する機会にもなりますよ。
ただし、列車が遅れている場合は停車時間が短縮されることがあります。ホームへ出る前に車内放送を確認し、列車から遠く離れないようにしてください。
近江今津駅付近では地域の物産販売も楽しめる
近江今津駅付近では、高島市の物産販売スタッフさんが列車へ乗り込み、クッキーなどの地域商品を販売することがあります。
観光パンフレットが配られることもあり、車窓から見ていた地域にどのような観光地があるのかを知ることができます。
今回は途中下車しない場合でも、パンフレットを持ち帰れば、次に滋賀県を訪れるときの旅行計画へつなげられます。
販売商品やスタッフさんの乗車区間は運転日によって変わります。毎回同じ内容ではありませんが、その日限りの商品や出会いを楽しめることも、はなあかりの魅力です。
2号車のサロンスペースでも沿線の魅力を感じられる
琵琶湖沿線の見どころは、窓の外だけではありません。2号車のサロンスペースへ行くと、沿線地域をイメージしたスタンプや地域商品を楽しめます。
スタンプには、菖蒲色、縹色、紅色、紺青色、常磐色、桧皮色、紅梅色など、日本の伝統色が使われています。
普段はあまり耳にしない色名も多いですが、実際に押してみると、それぞれ異なる落ち着いた色合いを楽しめます。自分で色を選びながらスタンプ帳を完成させれば、乗車後も残る思い出になります。
サロンスペースでは、滋賀びわ湖サイダーや焼き鯖ジャーキーなどが販売された例もあります。びわ湖サイダーを飲みながら琵琶湖を眺めると、旅の雰囲気がさらに高まりますよ。
価格や商品内容は変更される可能性があるため、紹介されている金額はあくまで一般的な目安として考えてください。
琵琶湖北部では田園と山が主役になる
琵琶湖沿線を北へ進むにつれて、湖面だけでなく広い田園風景が目立つようになります。
水田、昔ながらの集落、背後に連なる山々が重なり、都市部から自然豊かな地域へ移動していることが分かります。
有名な建物や派手な観光地が続くわけではありません。それでも、湖、田畑、山が一体となった穏やかな景色は、湖西地域ならではの魅力です。
季節によっても見え方は変わります。春は新緑、夏は青々とした田んぼ、秋は色づく山や黄金色の稲、冬は雪景色に出会える可能性があります。
はなあかりは季節ごとに運行区間が変わる列車なので、琵琶湖ルートを走る時期と自分が見たい風景を照らし合わせて計画するとよいでしょう。
車窓写真は窓枠や飲み物も入れると旅らしくなる
琵琶湖の写真を撮るときは、水面だけを大きく写す方法だけでなく、窓枠、テーブル、座席、びわ湖サイダーなどを少し入れて撮るのもおすすめです。
景色だけの写真よりも、はなあかりの車内から眺めた琵琶湖だと伝わりやすくなります。
窓ガラスへの反射が気になる場合は、車内照明が映り込まない角度を探し、スマートフォンを窓へ近づけて撮影してみてください。
走行中は景色が速く流れるため、連写機能や動画撮影を使うのも便利です。ただし、通路で長時間立ち止まったり、ほかの乗客さんの座席へ近づき過ぎたりしないよう配慮しましょう。
琵琶湖を見るだけでなく地域との交流を楽しむ
はなあかりで琵琶湖を楽しむポイントは、有名な観光地だけを探すことではありません。
湖上のヨット、釣り人、ホームで手を振る地域の方、車内で販売されるお菓子、色鮮やかなスタンプなど、小さな場面にも目を向けることで旅の印象が深くなります。
大阪から敦賀まで乗り通す場合は、最初から最後まで同じ座席に座り続けるのではなく、琵琶湖がよく見える時間は窓側で景色を楽しみ、景色が途切れたら2号車のサロンへ移動する流れがおすすめです。
近江舞子駅での停車や、近江今津駅付近から行われる物産販売にも参加すれば、琵琶湖沿線をただ通過するだけではなく、地域に触れながら旅している感覚を味わえますよ。
JR西日本の観光列車としての特徴と運行ルート
JR西日本のはなあかりは、目的地へ早く移動するためだけの特急ではなく、乗車時間そのものを旅の目的として楽しむ観光列車です。地域の華を列車に集め、乗客と地域の縁を結ぶという考え方で運行され、季節ごとに走行するエリアが変わります。
一般的な観光列車は、決まった観光地や路線を通年で走ることが多いですよね。一方のはなあかりは、北陸、山陰、瀬戸内、琵琶湖周辺など、JR西日本エリアの複数地域を期間限定で走ります。訪れる季節によって車窓、食事、車内販売、駅のお出迎えが変わるため、同じ車両でも別の旅行をしているような感覚を味わえるのが特徴です。
はなあかりは2024年に登場した3両編成の観光列車
はなあかりは、JR西日本のキハ189系車両を改造して誕生し、2024年10月から運行を開始しました。電化区間と非電化区間の両方を走行できる気動車が使われているため、架線のない山陰本線などを含め、幅広い地域へ乗り入れられます。
編成は3両で、1号車がスーペリアグリーン車、2号車と3号車がグリーン車です。普通車は連結されておらず、全車が通常の指定席より上位の設備になっています。そのため、車内の混雑をできるだけ避けながら、落ち着いた列車旅を楽しみたい人に向いています。
車体には、奈良時代から伝わる高級な染色をイメージした檳榔子染の深い色が採用されています。明るく目立つデザインではありませんが、光の当たり方によって黒や濃い茶色のように見える、落ち着いた外観です。
車内には京組紐、京織物、高岡銅器、越前和紙など、西日本各地の工芸を取り入れた装飾が配置されています。移動中に沿線の景色を見るだけでなく、座席やカーテン留め、照明、飾り棚なども観光の一部として楽しめますよ。
季節によって運行区間が変わるのが大きな特徴
はなあかりの運行ルートは固定されていません。これまでに敦賀と城崎温泉を結ぶルート、大阪と浜坂を結ぶ特急はまかぜへの増結、大阪と尾道を結ぶ瀬戸内方面のルート、広島と岩国を結ぶルートなどが設定されてきました。
| 主な運行時期 | 主な区間・形態 | 旅の特徴 |
|---|---|---|
| 2024年秋 | 敦賀~城崎温泉 | 北陸と山陰を結ぶデビュー区間 |
| 2025年冬 | 大阪~浜坂 | 特急かにカニはまかぜなどへ増結 |
| 2025年春 | 大阪~尾道 | 瀬戸内の景色や地域のおもてなし |
| 2025年夏 | 大阪~敦賀 | 湖西線と琵琶湖線を使った琵琶湖周遊 |
| 2025年秋 | 敦賀~城崎温泉 | 北陸、若狭、山陰を結ぶルート |
| 2026年春 | 広島~岩国 | 広島、宮島、岩国エリアを楽しむ運行 |
| 2026年夏 | 大阪~おごと温泉・大津 | 琵琶湖を大きく周遊する滋賀ルート |
運行時期や区間は、今後も変更される可能性があります。表の内容は過去の運行実績と2026年7月時点で公表されている計画を整理したもので、旅行前にはJR西日本の公式サイトで最新情報を確認してください。
2025年夏は大阪と敦賀を異なる経路で往復
はなあかりで琵琶湖を楽しむルートとして注目されたのが、2025年夏の大阪駅から敦賀駅までの運行です。
敦賀行きは大阪駅を出発後、京都方面から湖西線へ入り、琵琶湖の西側を北上して敦賀駅へ向かいました。一方、大阪行きは敦賀駅から北陸本線と琵琶湖線を経由し、琵琶湖の東側を通って大阪駅へ戻る設定でした。
往路と復路で異なる路線を走るため、片道ずつ乗車すれば琵琶湖の西岸と東岸の両方を列車から楽しめる構成です。大阪から敦賀へ向かう列車では、琵琶湖の湖面、比良山地、田園風景、近江舞子や近江今津周辺の景色が見どころになりました。2025年夏の運行では、敦賀行きが湖西線経由、大阪行きが北陸本線と琵琶湖線経由と案内されています。
2026年夏は大阪からおごと温泉・大津まで琵琶湖を周遊
2026年夏のはなあかりは、大阪駅とおごと温泉駅を結ぶ運行と、大阪駅と大津駅を結ぶ運行が設定されています。2025年のように敦賀駅まで向かうのではなく、滋賀県内を目的地としながら、琵琶湖を大きく回るルートです。
大阪からおごと温泉へ向かう列車は、JR京都線、琵琶湖線、北陸本線、湖西線を経由します。大阪から大津へ向かう列車は、JR京都線、湖西線、北陸本線、琵琶湖線を通ります。
大阪駅から大津駅やおごと温泉駅へ普通に移動すれば、比較的短い時間で到着できます。それでも、はなあかりはあえて遠回りするルートを走り、琵琶湖沿線の景色と車内での時間をゆっくり楽しめるようにしています。2026年夏は7月4日から9月27日までの土日祝日を中心に運転する計画が公表されています。
ここ、少し分かりにくいですよね。はなあかりは目的地への最短ルートを走る列車ではなく、遠回りを含めて観光として楽しむ列車だと考えると理解しやすいです。
駅と車内で地域のおもてなしを楽しめる
はなあかりの魅力は、豪華な座席だけではありません。運行地域に合わせて、駅でのお出迎え、地域商品の販売、観光パンフレットの配布、伝統工芸品の展示などが行われます。
大阪から敦賀へ向かった乗車時には、おごと温泉駅で横断幕を使ったお出迎えがあり、近江今津駅から高島市の物産販売スタッフさんが乗車しました。敦賀駅では駅員さんが旗を振って出迎えてくれるなど、乗客と地域の方が短い時間でも交流できる工夫が施されていました。
2号車のサロンスペースでは、アテンダントさんによる車内販売が行われることがあります。沿線のお菓子、飲み物、お酒、おつまみ、はなあかりのオリジナルグッズなどが販売され、座席に座っているだけでは分からない地域の魅力に触れられます。
乗車前には運行日と列車名を確認する
はなあかりは毎日運転される定期列車ではありません。土日を中心に運転される時期もあれば、別の特急列車へ増結されて平日にも走る時期があります。
また、きっぷに表示される列車名が必ずしも、はなあかりになるとは限りません。特急かにカニはまかぜなどへ増結されたときは、きっぷに増結先の列車名が記載される場合があります。
予約するときは、次の点を確認しておくと安心です。
・希望日に、はなあかりが運転されるか
・出発駅と到着駅がどこか
・往路と復路で経由する路線が違わないか
・単独運転か、別の特急列車への増結か
・スーペリアグリーン車とグリーン車のどちらを予約するか
・食事やお弁当に事前予約が必要か
運行区間が季節ごとに変わるからこそ、何度乗っても新しい旅を楽しめるのが、JR西日本のはなあかりです。琵琶湖を見たいあなたは、列車名だけで予約するのではなく、その時期にどの路線を通るのかまで確認してくださいね。
車内から琵琶湖が見える区間とおすすめの過ごし方
はなあかりの車内から琵琶湖を楽しみたいなら、湖西線を走る区間では進行方向と座席の位置を意識することが大切です。大阪から敦賀へ向かった乗車例では、京都方面から湖西線へ入り、おごと温泉、近江舞子、近江今津方面を通って琵琶湖の西側を北上しました。
ただし、湖西線へ入った瞬間から敦賀まで、ずっと湖面が見えるわけではありません。建物、樹木、山の斜面、線路設備などに遮られる区間もあります。琵琶湖が見えたり隠れたりする変化も含めて楽しむと、長い乗車時間でも飽きにくいですよ。
なお、見える方向は列車の運転方向や車両の向きによって変わる可能性があります。座席予約時には、e5489の座席表と運転経路を確認し、必要であれば駅員さんへ尋ねると安心です。
琵琶湖が見え始めるのは京都を過ぎて湖西線へ入ってから
大阪駅を出発した直後は、市街地や住宅地が中心です。京都方面へ進み、山科付近から湖西線へ入ると、次第に滋賀県らしい山並みや田園風景が増えてきます。
大津市内に入っても、最初から湖面が大きく見えるとは限りません。線路と琵琶湖の間に住宅や建物があるため、窓の外を眺めていると、建物の隙間から湖が見え始めるような感覚です。
おごと温泉駅付近から北へ進むにつれて、琵琶湖の存在を感じやすくなります。湖面が広く見える場所では、天候がよければ対岸まで見渡せることもあります。
車窓から確認できる主なものは、次のような景色です。
| 主な区間・場所 | 車窓の特徴 | おすすめの楽しみ方 |
|---|---|---|
| 山科~大津市内 | 山、住宅地、短時間見える湖面 | 車内放送を聞きながら景色の変化を楽しむ |
| おごと温泉駅周辺 | 琵琶湖と市街地、駅でのお出迎え | 到着前にカメラを準備する |
| 比良・近江舞子周辺 | 湖面、比良山地、湖岸の風景 | 窓側で写真や動画を撮る |
| 近江舞子駅 | 長めに停車する場合がある | 案内に従ってホームへ出る |
| 近江今津周辺 | 琵琶湖、田園、山並み | 物産販売やパンフレットも楽しむ |
| 琵琶湖北部 | 湖、集落、水田、山 | 座席でゆっくり車窓を眺める |
おごと温泉駅付近は湖と地域のおもてなしに注目
おごと温泉駅付近では、琵琶湖に近い地域を走っていることが実感できます。湖面だけでなく、周辺の市街地や山並みも一緒に見えるため、琵琶湖周辺で人々が暮らしている様子まで感じられます。
乗車時には、おごと温泉駅のホームで地域の方が横断幕を掲げて迎えてくれました。お出迎えが実施される日は、列車が駅へ入る直前に案内されることがあります。
ホームへ到着してからスマートフォンを探していると、撮影のタイミングを逃すかもしれません。車内放送でおごと温泉駅の案内が聞こえたら、窓の外を見ながらカメラを準備しておくとよいでしょう。
予約制のお弁当が用意される運行では、この駅などで車内へ積み込まれることがあります。琵琶湖を眺めながら沿線の食事を味わう時間は、はなあかりらしい過ごし方の一つです。
比良から近江舞子周辺は琵琶湖らしい景色を楽しみやすい
琵琶湖の車窓を目的に乗るなら、比良駅や近江舞子駅の周辺は特に窓の外へ注目したい区間です。線路と湖の距離が比較的近く感じられ、湖面や湖岸の様子が見えやすくなります。
乗車時には、琵琶湖を進むヨットの帆や、湖岸で釣りをしている人の姿まで確認できました。単に大きな湖を見るだけではなく、琵琶湖で過ごす人の姿が見えることで、景色に動きが加わります。
天気がよい日は青い空と湖面が重なり、明るく開放的な景色になります。曇りの日は水面と空の色が近くなり、落ち着いた雰囲気を楽しめるかもしれません。雨の日でも、山にかかる雲や湖面の変化など、晴天とは違う風景が見られますよ。
近江舞子駅の停車時間は気分転換に使う
大阪から敦賀へ向かった乗車例では、近江舞子駅に約11分停車しました。停車時間は運転日や列車の遅れによって変わるため、あくまで一般的な目安です。
車内放送でホームへ降りられる案内があった場合は、列車の外観を撮影したり、外の空気を感じたりできます。長時間座っていた人にとっては、体を動かすよい気分転換にもなります。
ただし、撮影に夢中になって列車から離れ過ぎるのは避けてください。停車時間が予定より短くなることもあります。ホームへ出る場合は、自分が乗る車両とドアの位置を覚えておき、発車時刻より余裕を持って戻りましょう。
夏はホームがかなり暑くなることがあります。実際の乗車時には近江舞子周辺が36度ほどとなり、冷房の効いた車内から出ると強い暑さを感じました。気温は日によって異なりますが、飲み物や帽子を用意しておくと安心です。
近江今津周辺は湖と田園風景の両方が見どころ
近江今津付近まで進むと、琵琶湖だけでなく田園風景や山々が目立つようになります。市街地の景色から自然豊かな風景へ変化するため、大阪駅を出て遠くまで来たことを実感できます。
乗車時には近江今津駅から高島市の物産販売スタッフさんが乗り込み、クッキーなどの地域商品を販売しました。観光パンフレットも配られたため、窓から見ている地域にどのような観光地があるのかを知るきっかけになります。
車内販売や地域のおもてなしは、毎回同じ内容ではありません。運転日によって実施されない場合や、販売商品が変更される場合もあります。それでも、どのような商品や地域の方に出会えるか分からないことも、観光列車の楽しさかなと思います。
琵琶湖が見える時間は座席でじっくり過ごす
ここ、どう過ごすか迷いますよね。はなあかりには2号車のサロンスペースがありますが、琵琶湖がよく見える区間でサロンへ移動すると、座席から見える景色を逃してしまう可能性があります。
おすすめは、琵琶湖が大きく見える比良、近江舞子、近江今津周辺では自分の座席で車窓を楽しみ、湖面が建物や山に隠れる区間でサロンへ移動する方法です。
座席では次のように過ごすと、琵琶湖の旅を満喫できます。
・車内放送の観光案内を聞く
・湖面に船やヨットがいないか探す
・窓枠やテーブルを入れて写真を撮る
・予約弁当や車内販売の商品を味わう
・ガイド冊子で通過地域を確認する
・動画で車窓の移り変わりを残す
ずっと撮影していると景色を直接見る時間がなくなってしまいます。写真を数枚撮ったあとは、スマートフォンを置き、何もせず湖を眺める時間を作るのもおすすめですよ。
2号車のサロンは景色が途切れる区間で訪れる
2号車には、乗客が利用できるサロンスペースがあります。沿線地域をイメージしたスタンプが用意されたり、アテンダントさんによる車内販売が行われたりする場所です。
スタンプには菖蒲色、縹色、紅色、紺青色、常磐色、桧皮色、紅梅色など、日本の伝統色が使われていました。配布されたカードへ自分で押せば、乗車後も残る思い出になります。
乗車時には、焼き鯖ジャーキーや滋賀びわ湖サイダーも購入できました。販売価格は焼き鯖ジャーキーが600円、滋賀びわ湖サイダーが350円でしたが、商品や金額は変更される可能性があります。あくまで当時の一般的な目安として考えてください。
サロンは列車の出発直後に準備中となっている場合があります。利用できないときは無理に待たず、まず座席で景色を楽しみ、時間を置いてから再び訪れるとよいでしょう。
車窓をきれいに撮影するコツ
琵琶湖を撮影するときに困りやすいのが、窓ガラスへの照明や自分の姿の映り込みです。
スマートフォンやカメラを窓に近づけ、室内の明るいものが映り込まない角度を探してみてください。窓へ斜めに向けるより、レンズをガラス面とできるだけ平行にすると反射を抑えやすくなります。
はなあかりに乗ったことが分かる写真にしたい場合は、琵琶湖だけを撮るのではなく、窓枠、テーブル、座席、ガイド冊子、びわ湖サイダーなどを少し入れる方法もあります。
走行中は手前の電柱や木が速く流れるため、遠くの湖面へピントを合わせると撮影しやすいです。連写や短い動画を使い、あとから状態のよい場面を選ぶ方法も便利です。
撮影するときは通路をふさいだり、ほかの乗客さんの座席へ近づき過ぎたりしないようにしましょう。サロンスペースでも利用者同士で譲り合うと、全員が気持ちよく旅を楽しめます。
湖西線と琵琶湖線では景色の印象が変わる
湖西線は琵琶湖の西側を走り、湖と山の距離が近く感じられるのが特徴です。一方、琵琶湖線と北陸本線を通る東側のルートでは、田園や市街地の向こうに琵琶湖を眺めるような場面が増えます。
2025年夏の大阪と敦賀間では、敦賀行きが湖西線経由、大阪行きが琵琶湖線経由でした。往復で乗れば、西側と東側の異なる景色を比較できる運行でした。
2026年夏の大阪からおごと温泉・大津までの運行も、琵琶湖を大きく回る経路が設定されています。目的地へ直接向かうより時間はかかりますが、その遠回り自体が観光になっています。
はなあかりの車内から琵琶湖を楽しむなら、湖が見える区間だけに集中するのではなく、市街地から湖、田園、山へ変化する一連の流れを味わってみてください。途中駅のお出迎え、サロンのスタンプ、地域商品の販売まで参加すれば、琵琶湖を眺めるだけでは終わらない、充実した列車旅になりますよ。
途中下車はできる?近江舞子など途中駅での停車時間
はなあかりに乗るとき、途中駅でホームへ降りられるのか、観光のために途中下車できるのかは気になりますよね。大阪から敦賀へ向かう便では、おごと温泉駅、近江舞子駅、近江今津駅などを通りますが、すべての駅で自由に観光できるほど長く停車するわけではありません。
まず押さえておきたいのは、駅のホームへ一時的に降りることと、列車を降りて駅の外へ出る途中下車は別の行動だという点です。近江舞子駅のように比較的長い停車時間が設けられる駅では、車内放送の案内に従ってホームへ出られることがあります。一方、駅の改札を出て周辺を観光し、同じ列車へ戻るのは現実的ではありません。
はなあかりは全車指定席の観光列車です。一度乗り遅れると、次の列車へ同じ指定席券のまま乗れるとは限りません。そのため、長めの停車時間がある場合も、駅構内で列車の外観を撮影したり、外の空気を感じたりする程度にとどめるのが安心ですよ。
近江舞子駅では約11分停車した乗車例がある
大阪から敦賀へ向かった乗車例では、近江舞子駅で約11分の停車時間が設けられていました。通常の特急列車では乗降が済むとすぐに発車することも多いため、10分前後の停車は比較的ゆったりしています。
近江舞子駅は滋賀県大津市南小松にあり、琵琶湖西岸の自然を感じられる場所です。乗車時には車内放送で停車時間が案内されたため、ホームへ降りて列車の外観を撮影したり、車内とは違う空気を感じたりすることができました。
ただし、約11分という時間は、あくまで実際の乗車日における一般的な目安です。運行ダイヤの変更や列車の遅れ、線路状況などによって、停車時間が短くなる可能性があります。
予定では長時間停車することになっていても、途中で数分の遅れが発生すると、その遅れを回復するために停車時間が短縮される場合があります。乗車当日は、事前に調べた時刻だけで判断せず、必ず車内放送とアテンダントさんの案内を確認してください。
| 行動 | 近江舞子駅での考え方 |
|---|---|
| ホームへ降りる | 車内放送で案内された場合は可能 |
| 列車の外観を撮影する | 列車の近くで短時間なら楽しみやすい |
| ホーム上を遠くまで歩く | 発車に間に合わない危険があるため避ける |
| 改札の外へ出る | 停車時間内に戻れない可能性が高い |
| 駅周辺を観光する | 同じ列車へ戻る前提ではおすすめしにくい |
| 売店を利用する | 営業状況や位置を確認し、時間に余裕がある場合のみ |
途中下車とホームへの一時降車は意味が違う
途中下車という言葉は、一般的には目的地へ着く前の駅で改札の外へ出ることを指します。一方、近江舞子駅で行われることがあるホームでの撮影は、列車から一時的に降りるだけで、通常は改札を出ません。
ここ、混同しやすいですよね。
はなあかりの長時間停車は、乗客が駅周辺を自由に歩き回る観光時間として設けられているとは限りません。対向列車との行き違いや運転上の都合、地域のおもてなしなどを行うために停車時間が確保されている場合があります。
そのため、ホームへ降りられるかどうかは、列車が完全に停車してドアが開いていることに加え、乗務員さんやアテンダントさんから案内があるかどうかで判断するのが安全です。
何も案内がない状態で列車から離れると、知らないうちにドアが閉まり、乗り遅れる可能性があります。特に写真撮影に集中していると、発車ベルや案内放送を聞き逃しやすいので注意してください。
改札の外まで出るのはおすすめしにくい
近江舞子駅で約11分停車すると聞くと、駅の外へ出て琵琶湖を見に行けそうだと感じる人もいるかもしれません。しかし、列車から降りて改札まで移動し、改札の外へ出て戻るには意外と時間がかかります。
ホーム上での移動、階段や通路の利用、改札での確認などを考えると、自由に使える時間は停車時間よりかなり短くなります。駅周辺の場所が分からなければ、さらに時間を使ってしまいます。
はなあかりは一般的な普通列車のように、乗り遅れても数分後の後続列車へ簡単に乗り換えればよいという列車ではありません。指定された列車と座席を利用するきっぷなので、乗り遅れた場合の扱いは状況によって異なります。
旅程全体が崩れる可能性もあるため、同じはなあかりへ戻る予定なら、改札の外へは出ず、ホーム上で過ごすのが現実的です。
途中駅で本当に観光したい場合の考え方
近江舞子やおごと温泉、近江今津をじっくり観光したい場合は、はなあかりを途中で降り、その列車には戻らない旅程を組む方法があります。
ただし、どの駅で降りられるか、きっぷがどのような扱いになるかは、使用する乗車券や特急券、旅行商品によって異なります。特にスーペリアグリーン席やグリーン席の指定券は、その列車の指定区間で利用するためのものです。途中駅で旅行を終えることはできても、利用しなかった区間の料金が必ず払い戻されるとは限りません。
途中下車を前提にするなら、予約前にみどりの窓口やJR西日本の案内窓口などで確認しておくと安心です。費用やきっぷの取扱いは変更される場合があるため、個別の条件を伝えて確認してください。
たとえば、近江舞子で降りて湖岸を観光するなら、はなあかりで敦賀まで乗り通す計画ではなく、近江舞子駅を最終利用駅として考え、その後の普通列車や宿泊先までの移動を別に組み立てる形になります。
おごと温泉駅ではお出迎えに注目する
おごと温泉駅では、沿線の方が横断幕を掲げて乗客を迎えてくれることがあります。また、事前予約された弁当が車内へ積み込まれる運行もあります。
停車時間があったとしても、乗客が自由に駅周辺の温泉街まで出かけられるわけではありません。温泉街を散策したい人は、おごと温泉駅で列車を降り、宿泊や日帰り観光を組み合わせる別の旅程にしたほうがよいでしょう。
同じ列車に乗り続ける場合は、ホームで行われるお出迎えや、弁当の受け渡しの様子を車内から楽しむのがおすすめです。車内放送で駅到着の案内が始まったら、窓の外を見られるように準備しておくと、短時間のおもてなしを見逃しにくくなりますよ。
近江今津駅では物産販売スタッフさんが乗り込むこともある
近江今津駅では、運転日によって地域の物産販売スタッフさんが車内へ乗り込むことがあります。大阪から敦賀へ向かった乗車時には、高島市のスタッフさんが乗車し、クッキーなどの販売や観光パンフレットの配布を行っていました。
つまり、乗客が駅で買い物をするのではなく、地域の商品が車内へやって来る形です。この仕組みなら、停車時間を気にしてホームを走り回る必要がありません。
物産販売の内容は、運転日や季節によって異なります。毎回同じ商品が販売されるとは限りませんが、その日の沿線地域ならではの商品に出会える可能性があります。
近江今津駅へ到着する前後は、車内放送やアテンダントさんの案内を確認しておきましょう。販売開始後は混み合うことも考えられるため、財布や小銭などを準備しておくとスムーズです。
ホームへ降りるときに守りたいポイント
近江舞子駅などでホームへ降りる場合は、列車へ確実に戻ることを最優先にしてください。
まず、自分が乗っている号車とドアの位置を覚えておきます。はなあかりは3両編成ですが、撮影しながら歩いていると、自分の乗車口が分からなくなることがあります。
ホームへ出たら、列車から遠く離れず、発車時刻より数分早く戻るようにします。発車ベルが鳴ってから戻ろうとすると、ほかの乗客さんの乗降を妨げたり、ドアが閉まったりする可能性があります。
夏季はホームが非常に暑くなる日もあります。乗車例では近江舞子周辺の気温が36度ほどとなり、冷房の効いた車内から出た直後は、数字以上に暑く感じられました。気温は日によって変わりますが、帽子や飲み物があると安心です。
冬季は琵琶湖からの風で寒さを感じる可能性があります。停車時間が短くても、すぐ羽織れる上着を用意しておくとよいでしょう。
乗り遅れを防ぐために車内放送を最優先する
途中駅でホームへ降りるとき、インターネット上の乗車記や過去の時刻表だけを頼りにするのは危険です。過去に約11分停車した駅でも、自分が乗る日は停車時間が異なる可能性があります。
当日の列車が遅れている場合や、運行上の事情が発生した場合は、停車時間やホームへ降りられるかどうかが変更されることもあります。
最も信頼しやすいのは、その列車内で流れる当日の車内放送です。分からない場合は、アテンダントさんや乗務員さんへ、ホームへ出ても大丈夫か、何分までに戻ればよいかを確認してください。
はなあかりで途中駅を楽しむコツは、駅の外へ急いで出かけることではありません。近江舞子駅ではホームから車体を眺め、おごと温泉駅では地域のお出迎えを見て、近江今津駅では車内へやって来る物産販売を楽しむ。このように、それぞれの停車駅で用意された短い体験を味わうと、安全に旅を満喫できますよ。
食事|予約制弁当・車内販売・沿線の限定商品を紹介
はなあかりの食事は、事前に予約する弁当と、乗車後に購入できる車内販売を組み合わせて楽しめます。琵琶湖や田園風景を眺めながら地域の食材や飲み物を味わえるため、食事も乗車体験の大切な一部です。
ただし、一般的な食堂車のように、車内で調理された料理をいつでも注文できるわけではありません。しっかり食事を取りたい人は、予約制弁当の申込期限を確認しておく必要があります。
大阪から敦賀へ向かった乗車例では、車内弁当は乗車日の4日前までの予約制でした。予約をしていない場合でも、2号車のサロンスペースで焼き鯖ジャーキーや滋賀びわ湖サイダーなどを購入できました。
ここ、準備を忘れたら空腹のままになるのか気になりますよね。車内販売で軽食を買える可能性はありますが、商品が売り切れることや、運転日により販売内容が異なることも考えられます。食事を確実に取りたい場合は、予約弁当を申し込むか、乗車駅で軽食を用意しておくと安心です。
はなあかりの食事は3つの方法で準備できる
はなあかりで食事を楽しむ方法は、大きく分けると次の3つです。
| 食事の準備方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 予約制弁当を申し込む | 沿線の食材や地域らしい料理を楽しみやすい | 食事も旅の目的にしたい人 |
| 車内販売を利用する | お菓子、飲み物、おつまみなどを購入できる | 軽く食べながら車窓を楽しみたい人 |
| 乗車駅で購入して持ち込む | 好きな量や内容を自分で選べる | 予約を忘れた人、好みが決まっている人 |
予約制弁当は、運行ルートや運転期間によって商品内容、価格、受取方法、予約期限が変わる可能性があります。過去に4日前までの予約だったからといって、別の運行でも必ず同じ期限になるとは限りません。
列車の指定席を取ったら、はなあかりの公式案内や予約ページで食事の情報も確認してください。人気商品は予定数に達すると締め切られる可能性もあるため、早めに申し込むほうが安心です。
予約制弁当は乗車前の申込みが必要
大阪から敦賀へ向かう運行では、おごと温泉駅などで予約者向けの弁当が車内スタッフさんへ渡される場面がありました。
乗客がホームへ取りに行くのではなく、スタッフさんが受け取って車内で提供する流れなので、停車時間中に慌てて移動する必要はありません。
予約するときは、乗車日、利用列車、乗車区間、受取場所などを間違えないように確認しましょう。往路と復路で経由する路線や提供される商品が異なる場合もあります。
複数人で乗る場合は、人数分の注文が必要なのか、1個単位で購入できるのかも見ておくと安心です。食物アレルギーや苦手な食材がある人は、原材料表示や販売元の案内を確認してください。
予約弁当は地域の食材を使った特別感のある内容になることがありますが、通常の駅弁より価格が高めに設定される場合もあります。金額は商品によって変わるため、あくまで一般的な目安として考え、予約画面で実際の料金を確認しましょう。
食事付き旅行商品が設定される場合もある
はなあかりでは、列車の乗車と車内での食事、ホテルや旅館への宿泊などを組み合わせた旅行商品が販売されることがあります。
自分で指定席、弁当、宿泊先を別々に手配するのが不安な人には便利な方法です。食事付きの旅行商品なら、弁当の予約期限を個別に管理する手間が少なく、乗車から宿泊までまとめて計画できます。
一方で、旅行商品には利用できる列車、座席、宿泊施設、人数などの条件があります。自由に座席を選べない場合や、通常のきっぷとは取消条件が異なる場合もあります。
申込み前に、代金に含まれるもの、取消料が発生する時期、食事の提供場所などを確認してください。旅程を自由に組みたい人は個別手配、手間を減らしたい人は旅行商品というように選ぶとよいでしょう。
予約をしなくても車内販売を利用できる
予約弁当を注文していなくても、運転日に車内販売が実施されていれば、飲み物や軽食、お菓子などを購入できます。
はなあかりにはアテンダントさんが乗車し、2号車のサロンスペースなどで沿線の商品やオリジナルグッズを販売します。運行地域のスタッフさんが途中駅から乗車し、地域の商品を直接販売することもあります。
大阪から敦賀へ向かった乗車例では、サロンスペースで焼き鯖ジャーキーと滋賀びわ湖サイダーを購入できました。
焼き鯖ジャーキーは、かむほどに鯖の味が広がる、おつまみ感覚の軽食です。魚の風味がしっかりしているため、少しずつ食べながら車窓を眺めるのに向いています。
滋賀びわ湖サイダーは、琵琶湖方面を旅している気分を高めてくれる飲み物です。湖を眺めながら地域名の入ったサイダーを飲むと、普通の飲み物とは違った特別感がありますよ。
焼き鯖ジャーキーとびわ湖サイダーの価格例
乗車時に販売されていた価格は、焼き鯖ジャーキーが600円、滋賀びわ湖サイダーが350円でした。
この金額は当時の販売例であり、あくまで一般的な目安です。仕入れ状況や運行期間、商品の変更などにより、今後価格が変わる可能性があります。
商品が常に用意されているとも限りません。別の季節やルートでは、沿線のお菓子、お酒、ジュース、加工食品など、異なる商品が販売される場合があります。
気になる商品を見つけたら、あとで買おうと考えず、早めに購入するのがおすすめです。人気商品や数量限定品は、目的地へ着く前に売り切れることも考えられます。
近江今津駅から地域の物産販売が始まる場合がある
大阪から敦賀への乗車例では、近江今津駅から高島市の物産販売スタッフさんが車内へ乗り込み、クッキーなどを販売しました。
観光パンフレットの配布もあり、食べ物を購入するだけでなく、高島市の観光情報を知る機会にもなります。列車内で地域の方から商品を購入すると、一般的な駅売店とは違い、沿線と直接つながっている感覚を味わえます。
地域販売が行われる日程や区間は限られることがあります。乗車する日によってはスタッフさんが乗車しない場合や、販売商品が変わる場合もあります。
車内放送や配布されるガイド冊子に案内がある場合は、販売開始時間を確認しておきましょう。
運行ルートによって販売される商品が変わる
はなあかりは季節ごとに運行地域が変わる観光列車です。そのため、車内販売の品ぞろえも固定されていません。
琵琶湖周辺を走る運行では滋賀県や福井県に関係する商品が中心になりやすく、山陰方面を走る運行では兵庫県や山陰地域の特産品が登場する場合があります。
大阪から浜坂へ向かう運行では、兵庫県の丹波黒豆などが販売された乗車例もあります。別のルートへ乗れば、同じ車両でも違う食文化に出会えるわけです。
はなあかりに複数回乗る人は、座席や車窓だけでなく、地域ごとに変わる飲食商品を比較する楽しみ方もできますよ。
しっかり食べたい人は予約弁当が安心
車内販売は、飲み物、お菓子、おつまみなどが中心になる場合があります。焼き鯖ジャーキーだけでも小腹は満たせますが、昼食として十分な量になるとは限りません。
大阪から敦賀まで約2時間半乗る便では、出発時刻によっては昼食時間と重なることがあります。朝食を軽く済ませて乗った人は、途中で空腹を感じるかもしれません。
しっかり食事を取りたいなら、予約制弁当を申し込むのがおすすめです。予約期限を過ぎた場合は、大阪駅などの乗車駅で弁当やおにぎりを購入しておくと安心です。
ただし、車内にはほかの乗客さんもいます。強いにおいが広がる食品や、汁がこぼれやすい商品は避けたほうが過ごしやすいでしょう。
食事をするおすすめのタイミング
琵琶湖の景色を楽しみながら食事をしたい場合は、湖が見え始める前に包装を開け、飲み物などを用意しておくとスムーズです。
湖が大きく見えてから弁当を取り出そうとすると、景色を見逃したり、写真を撮るタイミングを逃したりすることがあります。
おすすめは、車内放送で次の見どころが案内された段階で、テーブルの上を整理する方法です。食事と撮影を同時に行うと慌ただしくなるため、最初に写真を撮り、その後はスマートフォンを置いてゆっくり味わうとよいでしょう。
近江舞子駅でホームへ降りる予定がある場合は、到着直前に食事を始めると中断することになります。停車時間やおもてなしの予定を配布冊子で確認し、落ち着いて食べられる区間を選んでください。
2号車のサロンスペースは早めに見ておく
車内販売が行われる2号車のサロンスペースは、時間帯によって乗客さんが集まりやすくなります。
発車直後は販売準備中の場合がありますが、営業が始まったら一度商品の内容を確認しておくとよいでしょう。後で買うつもりでも、販売時間が終了したり、商品が売り切れたりする可能性があります。
サロンスペースには沿線のスタンプが用意されることもあります。商品を購入するついでにスタンプを押せば、何度も車内を移動せずに済みます。
列車の揺れで飲み物をこぼさないよう、購入した商品は袋へ入れてもらい、自分の座席へ戻ってから開けると安心です。
支払い方法は事前に確認しておく
車内販売では現金だけでなく、交通系ICカードやキャッシュレス決済が使える場合もありますが、すべての販売で同じ支払い方法に対応しているとは限りません。
地域の物産販売スタッフさんが車内で販売する場合、車内アテンダントさんの販売とは決済方法が異なる可能性があります。
通信状況によってキャッシュレス決済が利用しにくくなる場合も考えられるため、少額の現金を準備しておくと安心です。
高額紙幣しか持っていないと、お釣りの都合で購入に時間がかかることがあります。数百円から数千円程度の商品を買いやすいように、千円札や硬貨を用意しておくとスムーズですよ。
アレルギーや食事制限がある人は持込みも検討する
予約弁当や車内販売の商品には、魚介類、小麦、卵、乳成分、そば、落花生などが含まれる可能性があります。
食物アレルギーがある人は、商品名や見た目だけで判断せず、原材料表示を確認してください。販売スタッフさんへ尋ねても、製造工程を含む詳細まではその場で確認できない場合があります。
安全を優先するなら、食べ慣れた商品を乗車前に用意する方法もあります。はなあかりでは地域商品を買うことだけが食事の楽しみではありません。自分に合った食事を準備し、琵琶湖の景色と一緒に味わうだけでも十分に特別な時間になります。
はなあかりの食事を満喫するなら、指定席を予約した時点で弁当の情報を確認し、必要なら期限までに申し込むことが大切です。予約をしない場合は乗車駅で軽食を確保し、車内では焼き鯖ジャーキーや滋賀びわ湖サイダー、沿線のクッキーなどを追加で楽しむ形が安心です。
予約弁当、車内販売、地域物産の3つを上手に組み合わせれば、琵琶湖の景色だけでなく、滋賀や沿線地域の味も楽しめる列車旅になりますよ。
はなあかりで琵琶湖を快適に楽しむ座席・車内・料金ガイド
- 座席表で分かる1号車・2号車・3号車の違い
- 座席 おすすめ|琵琶湖の車窓を楽しみやすい席の選び方
- スーペリアグリーン 乗車記|最上級座席を1人で利用した感想
- 1人席はある?一人旅で利用できる座席と予約方法
- 2号車のサロンスペース・スタンプ・車内販売を紹介
- 車内設備と は な あかり 料金|コンセント・Wi-Fi・必要な費用
座席表で分かる1号車・2号車・3号車の違い
はなあかりの座席表を見ると、1号車、2号車、3号車は単に車両番号が違うだけではなく、座席の格式、利用人数、車内での過ごし方がかなり異なります。どの車両を選んでも一般的な指定席よりゆとりがありますが、特別感を最優先するのか、サロンスペースへの移動しやすさを重視するのか、少人数で気軽に利用したいのかによって、おすすめの車両が変わります。
ここ、予約前にしっかり知っておきたいですよね。はなあかりは基本的に3両編成で、1号車がスーペリアグリーン車、2号車と3号車がグリーン車です。通常の普通車指定席はなく、列車全体が落ち着いた観光列車仕様になっています。
ただし、ほかの特急列車へ増結される運行では、はなあかりの3両に一般の普通車指定席車両がつながる場合があります。その場合でも、はなあかり部分は原則として1号車から3号車で構成され、1号車が最上位のスーペリアグリーン車、2号車と3号車がグリーン車という基本構成は変わりません。
1号車は最上級のスーペリアグリーン車
1号車は、はなあかりの中でも最も上位に位置するスーペリアグリーン車です。一般的なグリーン車よりも、プライベート感と空間のゆとりを重視した造りになっています。
座席はテーブルを挟んで向かい合う構成で、外側には大きな窓があります。乗車体験では、2人用の区画を1人で貸し切って利用することもできました。通常は2人で利用することを想定した区画ですが、定められた貸切料金を支払えば、1人利用が可能になる場合があります。
完全に周囲から隔離されたホテルの個室と同じ感覚ではないものの、ほかの乗客さんとの距離が保たれ、静かに過ごしやすいのが特徴です。夫婦やカップルで特別な列車旅をしたい人、記念日旅行を楽しみたい人、1人でぜいたくな時間を味わいたい人に向いています。
1号車は籠を思わせる落ち着いた車内空間として演出されており、座席だけでなく、照明、内装、工芸品にも注目したい車両です。座席料金は2号車や3号車より高くなるため、費用はあくまで一般的な目安として、予約時に最新の金額を確認してください。
2号車はグリーン席とサロンスペースを備える
2号車はグリーン車ですが、最大の特徴は車両の一部にサロンスペースが設けられていることです。サロンは指定された自分の座席とは別に、乗客さんが利用できる共有スペースです。
サロンスペースでは、運転日に応じて車内販売、地域商品の販売、スタンプコーナーなどが用意されます。大阪から敦賀へ向かった乗車時には、沿線地域をイメージしたスタンプを押したり、焼き鯖ジャーキーや滋賀びわ湖サイダーを購入したりできました。
座席からサロンへ移動する回数が多くなりそうな人には、2号車が便利です。小さな子どもさんと一緒で気分転換をしたい家族、車内販売を早めに確認したい人、スタンプや沿線のおもてなしを積極的に楽しみたい人には使いやすい車両かなと思います。
ただし、2号車のサロンはすべての乗客さんが利用する共用スペースです。2号車の指定席を予約した人だけが独占できる場所ではありません。また、座席の位置によってはサロンに近い分、人の移動や会話が気になることも考えられます。
静けさを最優先したい人は、サロンの出入口から少し離れた席を選ぶか、1号車や3号車も検討するとよいでしょう。
3号車はグリーン車で2人用と3~4人用の席がある
3号車もグリーン車で、2人用の座席や3~4人で利用できる座席が設けられています。乗車例では、2人用の席は隣の区画との間隔が広く取られており、1人で利用する場合でも周囲を気にし過ぎずに過ごせました。
座席は360度回転できるタイプがあり、進行方向や同行者さんに合わせて向きを調整できます。向かい合わせにして会話を楽しんだり、車窓側へ向けて景色を眺めたりと、旅の目的に応じて使いやすいのが魅力です。
3~4人用の席は、家族旅行や友人同士の旅行に向いています。テーブルを囲んで食事をしたり、車窓を眺めながら会話を楽しんだりしやすいため、複数人で移動時間を共有したい場合に便利です。
一方、大人4人で利用すると、人によっては少し距離が近いと感じる可能性があります。荷物が多い場合は、座席まわりが狭く感じることもあるため、大型のスーツケースは指定された荷物置場などを利用しましょう。
3号車はサロンから少し離れるため、2号車と比べると人の出入りが少なく、比較的落ち着いて過ごしやすいと考えられます。サロンも利用したいけれど、普段は静かに座っていたい人にはバランスのよい選択肢です。
| 車両 | 座席区分 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 1号車 | スーペリアグリーン車 | 最上級の空間、2人用区画、1人貸切利用が可能な場合あり | 記念日旅行、夫婦、カップル、ぜいたくな一人旅 |
| 2号車 | グリーン車 | サロンスペース、車内販売、スタンプへ移動しやすい | 車内イベントを楽しみたい人、家族、初乗車の人 |
| 3号車 | グリーン車 | 2人用と3~4人用の席、比較的落ち着きやすい | 一人旅、友人旅行、家族旅行、静かに過ごしたい人 |
1号車と2・3号車では料金体系も異なる
1号車のスーペリアグリーン車は、2号車と3号車のグリーン車より上位の座席です。そのため、同じ区間を利用しても必要な料金が高くなる傾向があります。
特に2人用の区画を1人で使う場合は、単純に1人分の座席料金だけで利用できるとは限りません。区画を貸し切るための追加負担が必要になる場合があります。
料金は乗車区間、運行形態、利用人数、発売される商品によって変わるため、過去の乗車記に掲載された金額だけで判断しないようにしましょう。e5489や駅の指定席券売機、みどりの窓口などで、希望区間と人数を指定して確認するのが確実です。
費用を抑えながら、はなあかりらしい上質な空間を楽しみたいなら、2号車または3号車のグリーン席が現実的です。多少費用が上がっても、座席そのものを旅の主役にしたいなら、1号車のスーペリアグリーン車が候補になります。
車内設備は座席まわりまで使いやすく整えられている
はなあかりの座席まわりには、電源コンセントやUSB端子が用意された乗車例があります。Wi-Fiも利用できたため、スマートフォンの充電や旅先の情報確認にも便利です。
窓の近くにある照明は、手元で点灯と消灯を切り替えられる場合があります。琵琶湖などの車窓を撮影するときは、照明を消すことで窓ガラスへの映り込みを軽減しやすくなります。
また、カーテンを留めるタッセルには京組紐が使われ、車内には高岡銅器や越前和紙などの工芸品も取り入れられています。座席表では設備の位置までは把握できても、こうした質感までは分かりません。乗車後は自分の座席だけでなく、車内装飾もゆっくり見てみてください。
初めて乗るなら目的別に車両を選ぶ
はなあかりの座席表を見ても、どこが自分に合うのか迷う場合は、旅の目的を先に決めると選びやすくなります。
最上級の特別感を味わいたいなら1号車、サロンや車内販売を積極的に楽しみたいなら2号車、落ち着きと料金のバランスを重視するなら3号車が候補です。
家族や友人と3~4人で乗る場合は、複数人用の座席が確保できるかを早めに確認しましょう。席数が限られているため、発売直後に埋まることがあります。
一人旅の場合は、2号車や3号車の2人用座席を1人分で予約できるケースと、1号車の区画を貸切料金で利用するケースがあります。希望する乗車日や列車によって発売条件が異なるため、予約画面に表示される人数条件をよく確認してください。
はなあかりでは、どの号車を選んでも観光列車らしい内装とゆったりした空間を楽しめます。そのうえで、静けさ、サロンへの近さ、同行人数、予算を比べれば、あなたに合った車両を選びやすくなりますよ。
座席 おすすめ|琵琶湖の車窓を楽しみやすい席の選び方
はなあかりで琵琶湖の車窓を楽しみたいなら、単に窓側の席を選べばよいとは限りません。運行する経路、列車の進行方向、車両の向き、座席と窓の位置関係まで確認することが大切です。
特に大阪から敦賀へ湖西線を通る便では、琵琶湖の西岸を北へ進むため、湖が見えやすい側を意識して予約すると満足度が上がります。ただし、はなあかりは季節ごとに運行区間が変わり、同じ区間でも列車の向きが変わる可能性があります。
過去の乗車記で湖側だった座席番号が、あなたの乗る便でも必ず湖側になるとは限りません。予約時には、その運転日の経路と座席表を照らし合わせて選ぶのが基本です。
琵琶湖が目的なら窓に近い席を優先する
はなあかりの大きな魅力は、通常の特急よりもゆとりのある座席から景色を眺められることです。琵琶湖を中心に楽しむなら、まず窓に近い位置の座席を選びましょう。
窓側なら、座ったまま湖面、ヨット、釣り人、田園風景などを眺められます。通路側の席では、同行者さんやほかの座席越しに外を見ることになり、写真撮影もしにくくなります。
1号車のスーペリアグリーン車には大きな窓があり、区画内でゆっくり景色を楽しめます。2号車と3号車のグリーン席でも窓は大きめですが、座席の位置によって窓枠が視界に入りやすい場合があります。
座席表で窓の位置まで確認できる場合は、座席の正面や横に窓の中央が来る席を選ぶのがおすすめです。窓枠と座席がずれている席では、体を少し前後に動かさないと景色を見にくいことがあります。
大阪から敦賀へ向かう場合は湖西線の湖側を確認する
大阪から敦賀へ湖西線を経由する便では、京都方面から滋賀県へ入り、琵琶湖の西側を北上します。
一般的な地図上では、北へ向かう列車の右側に琵琶湖が位置します。ただし、実際の座席番号と左右の関係は、車両の連結方向や運転形態によって変わります。
そのため、右側だから特定のアルファベットの席だろうと決めつけるのは避けたほうが安心です。e5489のシートマップで進行方向の表示が確認できる場合は、列車の向きと湖側を照らし合わせてください。
分かりにくい場合は、駅の窓口で大阪から敦賀へ向かう便の琵琶湖側を希望していると伝える方法もあります。必ず希望どおりになるとは限りませんが、空席があれば案内してもらえる可能性があります。
敦賀から大阪方面では見える側が反対になる場合がある
往路と復路では進行方向が逆になるため、琵琶湖が見える側も変わります。また、復路が湖西線ではなく、北陸本線や琵琶湖線を経由する運行では、見える景色そのものが異なります。
湖西線は湖と山の距離が近く、近江舞子や近江今津付近で琵琶湖を感じやすいのが特徴です。一方、琵琶湖線側では、市街地や田園風景の向こうに湖が見える場面が中心になる場合があります。
往復で乗車するなら、両方とも同じ側を予約するのではなく、それぞれの経路と進行方向を確認しましょう。往路は琵琶湖側、復路は山や田園側というように、あえて異なる景色を楽しむ選び方もありますよ。
1号車は景色とプライベート感を両立しやすい
琵琶湖の景色を静かに堪能したいなら、1号車のスーペリアグリーン車が有力です。
2人用の区画には大きな窓が設けられ、テーブルを挟んで座れるため、飲み物や弁当を広げながらゆっくり車窓を楽しめます。ほかの乗客さんが頻繁に座席横を通る環境を避けやすく、写真や動画も落ち着いて撮れます。
1人で利用する場合も、貸切条件を満たせば区画を独占できることがあります。琵琶湖を眺めながら誰にも気兼ねせず過ごしたい人には、満足度の高い選択肢でしょう。
ただし、スーペリアグリーン車は席数が少なく、発売後すぐに満席になることがあります。また、2号車や3号車より料金が高くなるため、予算とのバランスを考える必要があります。
景色を見られれば十分という人には少しぜいたくですが、座席自体を旅の目的にしたい人にはおすすめです。
2号車はサロンを楽しみたい人に便利
2号車は、自分の座席から景色を楽しみつつ、サロンスペースや車内販売も積極的に利用したい人に向いています。
サロンにはスタンプや地域商品が用意されることがあり、はなあかりらしい体験をまとめて楽しめます。自分の席がサロンに近ければ、景色が見えにくい区間を選んで気軽に移動できます。
一方で、サロン付近は乗客さんの移動が多くなりやすいため、静かな環境を最優先する人には気になる可能性があります。座席表でサロンや出入口の位置が分かる場合は、少し距離のある席を選ぶと落ち着きやすいです。
琵琶湖が大きく見える区間にサロンへ行ってしまうと、せっかくの車窓を逃すかもしれません。おごと温泉、比良、近江舞子、近江今津周辺では座席に戻り、湖が建物などに隠れる区間でサロンへ移動するのがおすすめです。
3号車は静けさと車窓のバランスがよい
3号車はサロンスペースから少し離れているため、比較的落ち着いて車窓を楽しみやすい車両です。
2人用の席は隣との間隔が広めで、1人旅でも周囲を気にし過ぎずに過ごせます。3~4人用の席なら、家族や友人とテーブルを囲みながら琵琶湖を眺められます。
車内販売やスタンプを利用するときは2号車まで移動する必要がありますが、普段は静かに座り、必要なときだけサロンへ行きたい人には使いやすいでしょう。
特に一人旅でグリーン車を利用したいものの、スーペリアグリーン車の貸切料金までは出したくない人には、3号車の窓側席が現実的な候補です。
| 旅の目的 | おすすめの車両・座席 |
|---|---|
| 最上級の空間で琵琶湖を眺めたい | 1号車のスーペリアグリーン車 |
| サロンや車内販売も頻繁に楽しみたい | 2号車の窓に近いグリーン席 |
| 静かに車窓を楽しみたい | 3号車の窓側グリーン席 |
| 夫婦やカップルで乗りたい | 1号車の2人用区画または2・3号車の2人用席 |
| 3~4人の家族や友人で乗りたい | 2号車または3号車の複数人用席 |
| 費用を抑えて一人旅をしたい | 2号車または3号車の1人利用可能な席 |
窓枠と座席のずれにも注意する
窓側の席を予約しても、窓枠がちょうど座席の横に来ると、思ったより景色が見にくいことがあります。
観光列車は車両を改造して造られるため、すべての座席と窓が完全に一致しているとは限りません。座席表に窓の位置が表示されている場合は、座席番号だけでなく、窓との位置関係も見てください。
写真を多く撮りたいなら、窓の中央に近い席がおすすめです。逆に、同行者さんとの会話や食事を重視するなら、多少窓枠が視界に入っても、テーブルを使いやすい席のほうが快適なこともあります。
インターネット上の乗車記では、窓と座席の位置が分かる写真が掲載されることがあります。ただし、運行時期によって車両の向きが変わる可能性があるため、写真だけで号車と左右を断定しないようにしましょう。
進行方向にこだわり過ぎなくても楽しめる
乗り物酔いが心配な人は、進行方向を向いた座席を選びたいですよね。
はなあかりには回転できる座席があり、乗車後に進行方向へ向きを変えられる場合があります。ただし、複数人用区画や座席の構造によっては自由に変更しにくいこともあるため、周囲の乗客さんやアテンダントさんへ配慮してください。
琵琶湖を見ることが最優先なら、進行方向よりも湖側と窓の位置を重視する考え方もあります。向かい合わせの席でも、窓側へ体を向ければ景色を楽しめます。
乗り物酔いしやすい人は、酔い止めを用意し、進行方向を向ける席を優先したほうが安心です。体調に関する感じ方には個人差があるため、無理をせず、自分が快適に過ごせる条件を優先してください。
車窓撮影をするなら照明を調整する
琵琶湖をきれいに撮影したい場合は、窓への映り込みを減らす工夫が必要です。
座席付近の照明を手元で消せる場合は、撮影するときだけ暗くすると反射を抑えやすくなります。スマートフォンやカメラのレンズを窓へ近づけ、ガラス面に対して斜めになり過ぎないようにすると撮りやすいです。
景色だけを撮る方法に加え、窓枠、テーブル、座席、ガイド冊子、びわ湖サイダーなどを少し入れると、はなあかりから眺めた琵琶湖だと伝わる写真になります。
走行中は手前の木や電柱が速く流れるため、遠くの湖面にピントを合わせ、連写や動画を使うと成功しやすいですよ。
発売開始後は人気席から埋まりやすい
はなあかりは座席数が少なく、琵琶湖側の窓席、スーペリアグリーン席、複数人用席などから早めに埋まることがあります。
特に土日祝日、連休、夏休み、紅葉時期などは予約が集中しやすいため、乗車日が決まったら発売日時を確認しておきましょう。
予約開始時刻に座席表を開いてから、どの席にするか考えていると、その間に希望席が取られる可能性があります。事前に第1希望、第2希望、第3希望まで決めておくとスムーズです。
琵琶湖側が取れなかった場合でも、はなあかりにはサロンスペースがあり、車内を移動して景色を楽しめる場面があります。また、山側には比良山地や田園風景が広がるため、湖側以外が外れというわけではありません。
最もおすすめなのは、運転経路を確認し、湖側で窓の位置が合う席を選ぶことです。そのうえで、特別感を求めるなら1号車、サロンへの近さなら2号車、静けさとのバランスなら3号車を選ぶと、あなたに合ったはなあかりの旅を楽しみやすくなりますよ。
スーペリアグリーン 乗車記|最上級座席を1人で利用した感想
はなあかりのスーペリアグリーンを1人で利用してまず感じたのは、単なる移動用の座席ではなく、乗車時間そのものを楽しむための小さな客室に近いということです。1号車に設けられたスーペリアグリーンは、はなあかりの中で最上級となる2人用の区画で、1人または2人で予約できます。1人で利用する場合は区画を実質的に1人で使う形になるため、一般的なグリーン車より費用は高くなりますが、周囲を気にせず過ごせる特別感があります。(JRおでかけネット)
今回の乗車では、大阪駅から敦賀駅へ向かう琵琶湖ルートで1人利用しました。テーブルを挟んで向かい合うように本革の座席が配置され、大きな窓から沿線の景色を眺められます。2人用の空間を1人で使うため、荷物を整理しやすく、弁当や飲み物、カメラをテーブルへ置いても窮屈さを感じにくいですよ。
1号車へ入った瞬間から雰囲気が違う
1号車のスーペリアグリーンへ入ると、2号車や3号車の広間のようなグリーン車とは異なり、包み込まれるような落ち着いた空間が広がります。
JR西日本では、スーペリアグリーンの車内を籠のような空間として紹介しています。座席を壁で完全に囲った個室ではありませんが、区画ごとにまとまりがあり、ほかの乗客さんとの距離を保ちやすい構造です。隣の人がすぐ横にいる一般的な特急列車とは、かなり印象が違います。(JRおでかけネット)
車内には、カーテンを留める京組紐、高岡銅器の一輪挿し、越前和紙の花など、西日本各地の工芸品が取り入れられています。豪華さを派手な金色や大理石で表現するのではなく、落ち着いた色合いと伝統工芸で見せているのが、はなあかりらしいところです。
座席へ着いたら、すぐにスマートフォンを見るのではなく、テーブル、照明、飾り棚、カーテンまわりまで眺めてみてください。写真では伝わりにくい素材の質感や、細かな造りを楽しめますよ。
2人用の区画を1人で使える開放感が大きい
スーペリアグリーンは2人用ですが、1人でも予約できます。実際に利用してみると、同行者さんがいない側の座席も含めて空間に余裕があり、荷物や上着をまとめやすいのが便利でした。
一般的な指定席で1人旅をすると、隣に誰が座るのか気になったり、トイレへ立つときに声をかけたりする場面があります。スーペリアグリーンを1人で利用すれば、そのような気遣いがほとんど必要ありません。
大きなテーブルがあるため、車内販売で購入した滋賀びわ湖サイダーや焼き鯖ジャーキーを置いても余裕があります。予約弁当を利用する場合も、容器や飲み物を広げやすく、景色を眺めながら落ち着いて食事できます。
1人旅では会話する相手がいない分、車窓、車内放送、工芸品、沿線のおもてなしへ集中できます。静かに旅を楽しみたい人にとっては、むしろ1人利用との相性がよい座席かなと思います。
大きな窓から琵琶湖をゆっくり眺められる
大阪から敦賀へ向かう便では、京都方面から湖西線へ入り、琵琶湖の西側を北上しました。スーペリアグリーンの大きな窓からは、琵琶湖の水面、ヨット、湖岸で釣りをする人、田園風景、山並みなどを眺められます。
通常の座席では、窓側の人に遠慮して写真を撮りにくいことがあります。スーペリアグリーンを1人で利用すれば、好きなタイミングで窓へ近づき、カメラやスマートフォンを構えられます。
撮影するときは、窓付近の照明を消せる場合には一時的に消すと、ガラスへの映り込みを抑えやすくなります。レンズを窓へ近づけ、遠くの湖面へピントを合わせると撮影しやすいですよ。
ただし、琵琶湖が常に見えるわけではありません。建物や樹木で湖が隠れる区間もあります。景色が途切れた時間にガイド冊子を読んだり、2号車のサロンへ移動したりすると、乗車時間を効率よく楽しめます。
座り心地は柔らか過ぎず長時間でも過ごしやすい
スーペリアグリーンには、体を包むような形の本革座席が採用されています。着席する位置や姿勢を変えることで、景色を眺めたり、テーブルへ向かったり、少し体を預けて休んだりできます。JR西日本の公式案内でも、座る位置によってさまざまな姿勢で過ごせる特別な座席として紹介されています。(JRおでかけネット)
大阪から敦賀までの約2時間半は、一般的な座席でも耐えられない長さではありません。それでも、ゆとりのあるスーペリアグリーンで過ごすと、到着を待つというより、もう少し乗っていたいと感じやすくなります。
向かい側の座席へ勝手に足を乗せるのは避けるべきですが、区画内で姿勢を調整しやすいため、同じ姿勢が続く窮屈さは少なめです。長時間座るのが苦手な人は、途中で2号車のサロンへ歩いたり、長時間停車駅で案内に従ってホームへ出たりすると気分転換になります。
コンセントや大きなテーブルも1人旅に便利
スーペリアグリーンには、大きなテーブルや電源コンセントなどが用意されています。車内Wi-Fiも設置されているため、スマートフォンで沿線情報を確認したり、撮影した写真を整理したりできます。(JRおでかけネット)
1人旅では、スマートフォンが切符、カメラ、地図、連絡手段の役割を兼ねることが多いですよね。車内で充電できる設備があると、敦賀駅へ到着したあとも電池残量を気にせず観光しやすくなります。
ただし、コンセントやWi-Fiは機器の状態や通信環境によって利用しにくいこともあります。充電ケーブルとモバイルバッテリーも準備しておくと安心です。
テーブルが広いからといって荷物を広げ過ぎると、降車前に片付けるのが大変になります。敦賀駅の到着案内が始まる前に、小物やケーブルをまとめておきましょう。
1人利用では料金が高くなる点に注意
スーペリアグリーンは区画単位で発売され、1人でも利用できますが、1人利用時は2人利用時より1人当たりの負担が大きくなります。
料金は利用区間によって異なります。たとえば、2025年夏の大阪から敦賀までの運行では、通常期の大人1人がスーペリアグリーンを1人利用した場合、片道合計14,170円という例が案内されていました。これは当時の運賃、特急料金、スーペリアグリーン料金を含む参考額であり、今後の運行や料金改定によって変わる可能性があります。(西日本旅客鉄道)
2026年夏の大阪からおごと温泉まででは、2人利用時の大人1人当たりが9,930円、1人利用時は16,320円という例が公表されています。短い区間でも1人利用では区画を単独で使用する料金体系となるため、普通のグリーン車より高額です。(JRおでかけネット)
| 比較項目 | スーペリアグリーンを1人利用 | 2・3号車のグリーン車指定席 |
|---|---|---|
| プライベート感 | 高い | 周囲にほかの乗客さんがいる |
| 座席空間 | 2人用区画を1人で利用 | 1人用の独立席を利用可能 |
| テーブル | 大きく食事もしやすい | 座席によって形や広さが異なる |
| 料金 | 高くなりやすい | 比較的抑えやすい |
| 予約競争 | 席数が少なく激しい傾向 | スーペリアより選択肢が多い |
| 向いている人 | 特別感を最優先する人 | 費用と快適性を両立したい人 |
費用だけを見ると、1人利用は安いとはいえません。それでも、座席ではなく特別な空間を買うと考えれば、記念旅行や自分へのご褒美として選ぶ価値はあります。
サロンスペースへ行くときも荷物管理は必要
スーペリアグリーンは落ち着いて過ごせますが、2号車のサロンスペースにも立ち寄りたくなります。サロンでは沿線のスタンプを押したり、車内販売の商品を購入したりできます。
1人旅では席を離れる際に荷物を見てくれる同行者さんがいません。財布、スマートフォン、カメラなどの貴重品は必ず持って移動しましょう。
区画に余裕があるため安心して荷物を置きたくなりますが、完全に施錠できる個室とは異なります。大きな荷物は指定された場所へ置き、貴重品は小さなバッグにまとめて持ち歩くと安全です。
実際に感じたメリットと気になる点
スーペリアグリーンを1人で利用した最大のメリットは、誰にも遠慮せず、自分のペースで過ごせることです。写真を撮る、弁当を食べる、冊子を読む、景色をぼんやり眺めるといった行動を、同行者さんの希望に合わせず自由に選べます。
一方で、気になるのは料金の高さです。通常のグリーン車指定席でも、はなあかりの車内デザインやサロンスペースは楽しめます。座席に強いこだわりがなく、浮いた費用を敦賀のホテルや食事へ使いたい人なら、2号車や3号車の1人用指定席でも十分満足できるでしょう。
また、1人で向かい合わせの2座席を使うため、人によっては空間が広過ぎて落ち着かないと感じるかもしれません。誰かと感想を共有したい人は、2人利用のほうが楽しみやすいです。
それでも、静かな車内から琵琶湖を眺め、自分だけの時間を過ごせた体験は、一般的な特急では味わいにくいものでした。費用よりも乗車体験を重視し、一度は最上級席へ乗ってみたいあなたには、かなり満足度の高い選択肢ですよ。
1人席はある?一人旅で利用できる座席と予約方法
はなあかりには、一人旅で利用できる座席があります。選択肢は大きく分けて、1号車のスーペリアグリーンを1人で利用する方法と、2号車または3号車のグリーン車指定席を1人で予約する方法です。
一方、2人用のグリーン車ボックス席は原則2人、4人用ボックス席は3人または4人での予約となるため、通常は1人だけで予約できません。ここ、座席表を見ただけでは分かりにくいですよね。1人利用では、1号車のスーペリアグリーンか、2・3号車の1人用グリーン車指定席を選ぶと考えると整理しやすいです。(JRおでかけネット)
1人で予約できる座席は2種類ある
はなあかりで一人旅をする場合、利用しやすい座席は次の2種類です。
| 座席の種類 | 1人予約 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1号車スーペリアグリーン | 可能 | 2人用区画を1人で利用できる |
| 2・3号車グリーン車指定席 | 可能 | 1+1列の独立席で利用しやすい |
| 2人用グリーン車ボックス席 | 原則不可 | 2人での予約が必要 |
| 4人用グリーン車ボックス席 | 原則不可 | 3~4人での予約が必要 |
1号車のスーペリアグリーンは1~2人で予約可能です。2号車と3号車には、1+1列で並ぶ独立したグリーン車指定席があり、一人旅でも利用できます。公式の車両案内では、2・3号車に360度回転する1+1列の独立席と、複数人向けのボックス席が用意されています。(JRおでかけネット)
1人で費用を抑えながら快適に乗りたいなら、2号車または3号車のグリーン車指定席が基本です。特別感を最優先し、料金が高くなっても構わないなら、スーペリアグリーンを選ぶ形になります。
2・3号車の独立席は一般的な意味での1人席
2号車と3号車にあるグリーン車指定席は、1+1列の配置です。一般的な特急の2+2列のように、隣の乗客さんと肘掛けを共有する座席ではありません。
左右に1席ずつ配置されるため、1人で予約しても知らない人が真横に座ることがなく、一人旅との相性がよいです。座席は360度回転でき、進行方向や車窓に合わせて向きを調整できます。
ただし、独立席でも前後や通路の向かい側にはほかの乗客さんがいます。完全な個室ではないため、静けさを保ちながら、車内放送や周囲の雰囲気も一緒に楽しむ座席です。
3号車は2号車のサロンスペースから離れているため、比較的落ち着いて過ごしたい人に向いています。2号車はサロンや車内販売へ行きやすいので、スタンプや沿線商品を積極的に楽しみたい人に便利です。
1号車は1人席ではなく2人用区画の1人利用
スーペリアグリーンについて、1人専用の個室があると考える人もいるかもしれません。しかし、実際には2人用の区画を1人で利用する仕組みです。
そのため、2人で乗るときの1人分と同じ金額ではありません。1人利用では、区画を単独で使うためにスーペリアグリーン料金の負担が大きくなります。
たとえば、スーペリアグリーン料金は営業キロに応じて設定され、1人利用の場合は2人利用時より高い料金区分が適用されます。2026年の公式資料では、営業キロ100キロまでのスーペリアグリーン料金が、2人利用では1人当たり3,500円、1人利用では7,000円と案内されています。運賃と特急料金は別途必要です。(西日本旅客鉄道)
料金は区間や運転時期によって異なるため、これらはあくまで一般的な目安です。予約時には、利用する列車と区間を入力し、e5489に表示される合計額を確認してください。
1人旅ならどの号車がおすすめか
一人旅で選ぶ号車は、予算と過ごし方で決めると分かりやすいです。
静かに琵琶湖の車窓を楽しみたいなら、3号車の独立席が候補になります。サロンや車内販売へ何度も行きたいなら、2号車の独立席が便利です。
最上級の空間で自分だけの時間を過ごしたいなら、1号車のスーペリアグリーンが向いています。ただし、座席数が少なく、料金も高いため、乗車日が決まったら早めに予約準備を始めましょう。
| 一人旅の希望 | おすすめの座席 |
|---|---|
| 費用を抑えたい | 2・3号車のグリーン車指定席 |
| 車内販売やスタンプを楽しみたい | 2号車のグリーン車指定席 |
| 静かに車窓を眺めたい | 3号車のグリーン車指定席 |
| 誰にも気兼ねせず過ごしたい | 1号車のスーペリアグリーン |
| 記念旅行や自分へのご褒美 | 1号車のスーペリアグリーン |
琵琶湖側の席を取りたい場合は、号車だけでなく、運転方向と座席の位置も確認する必要があります。e5489の予約画面に表示される座席表と、実際の車内配置が一致しない場合があると公式に案内されているため、予約ページの実際の配置図も確認してください。(JRおでかけネット)
予約は乗車日の1カ月前午前10時からが基本
はなあかりの指定席は、原則として乗車日の1カ月前の午前10時から発売されます。JR西日本のインターネット予約サービスe5489のほか、全国のみどりの窓口や主な旅行会社の窓口でも購入できます。(JRおでかけネット)
たとえば、8月20日に乗る場合は、基本的に7月20日の午前10時が発売開始です。前月に同じ日がない場合などは取扱いが異なることがあるため、JRの発売ルールを確認してください。
はなあかりは席数が少なく、スーペリアグリーンや琵琶湖側の独立席は発売後すぐに埋まることがあります。発売時刻を過ぎてから希望席を考えるのではなく、前日までに列車、区間、号車、第2希望まで決めておくとスムーズです。
e5489で1人分を予約する流れ
e5489で予約する場合は、利用日、出発駅、到着駅、時間帯を入力して列車を検索します。はなあかりが表示されたら、設備を選び、人数を大人1人として進みます。
2号車や3号車の独立席を希望する場合は、グリーン車指定席を選びます。スーペリアグリーンを希望する場合は、1号車の該当設備を選択してください。
予約画面では、次の流れで確認すると間違いを減らせます。
- 乗車日と区間が正しいか確認する
- 列車名とはなあかりの運行区間を確認する
- 利用人数を大人1人にする
- スーペリアグリーンまたはグリーン車指定席を選ぶ
- 座席表と実際の車内配置図を見比べる
- 進行方向と琵琶湖側を確認する
- 運賃・料金の合計を確認して決済する
運転形態によっては、きっぷの列車名に、はなあかりではなく、増結先となるかにカニはまかぜやはまかぜなどが表示される場合があります。列車名だけで判断せず、号車と設備がはなあかり編成になっているか確認してください。
事前申込みと通常発売の違いに注意
e5489では、対象となるグリーン車指定席で事前申込みサービスを利用できる場合があります。これは発売開始前に希望を登録する仕組みですが、席の確保を約束するものではありません。
1カ月前の発売処理後に結果が分かるため、人気列車では希望どおり取れないこともあります。また、スーペリアグリーンやボックス席など、設備によって事前申込みの対象外となる場合があります。
確実に希望席を狙うなら、発売日の午前10時にe5489から操作するか、みどりの窓口で申し込む方法があります。ただし、窓口でも同時に全国から予約が入るため、必ず取れるとは限りません。
満席でもキャンセルが出る可能性がある
発売開始時に満席だった場合でも、旅行日が近づくとキャンセルが出ることがあります。複数の予約を仮押さえしていた人が整理したり、旅行の予定を変更したりするためです。
特に乗車日の数週間前、旅行商品の取消料が変わる時期、乗車直前などに空席が戻ることがあります。ただし、決まった時間に必ずキャンセルが出るわけではありません。
e5489で定期的に空席を確認し、希望設備が出たら早めに予約するのが現実的です。スーペリアグリーンが取れない場合は、2号車や3号車の独立席も確認しましょう。
反対に独立席が満席でも、スーペリアグリーンが1人利用可能な状態で残っていることがあります。予算に余裕があれば、選択肢を広げられます。
1人利用では食事も早めに準備する
一人旅では、座席の予約だけでなく食事の準備も大切です。はなあかりでは予約制弁当が用意される運行がありますが、座席とは別に申し込む場合があります。
食事商品は乗車日の1カ月前から4日前まで販売される例があり、必ず先に列車の座席を確保してから購入するよう案内されています。運転時期によって商品や期限は異なるため、公式の運行情報を確認してください。(JRおでかけネット)
1人旅なら、自分の食べたい時間に合わせて弁当や車内販売を楽しめます。一方、席を離れるときに荷物を見てくれる人はいないため、財布やスマートフォンは必ず持って移動しましょう。
一人旅でも浮かずに楽しめる
観光列車は夫婦やグループが多そうで、1人だと浮かないか心配になるかもしれません。ここ、気になりますよね。
はなあかりには1+1列の独立席があり、スーペリアグリーンも1人利用を正式に認めています。最初から一人旅を想定した設備が用意されているため、1人で乗ること自体はまったく不自然ではありません。
車内では景色を眺める、写真を撮る、スタンプを押す、地域商品を買う、冊子を読むなど、1人でも楽しめることがたくさんあります。
同行者さんとの会話に気を取られない分、車内放送や沿線のお出迎えにも集中できます。琵琶湖を静かに眺めたい人にとって、一人旅はむしろ相性のよい乗り方ですよ。
費用を抑えたいなら2号車か3号車の独立席、特別感を最優先するなら1号車のスーペリアグリーンを選び、乗車日の1カ月前午前10時を目安に予約してください。座席の種類と利用人数の条件を理解しておけば、一人でも迷わず、はなあかりの旅を楽しめます。
2号車のサロンスペース・スタンプ・車内販売を紹介
はなあかりの2号車には、自分の指定席とは別に利用できるサロンスペースがあります。ここは乗客さんが気分転換をしたり、沿線をイメージしたスタンプを押したり、車内販売の商品を購入したりできる共用エリアです。
座席に座って琵琶湖の景色を眺めるだけでも十分楽しめますが、せっかくはなあかりに乗るなら、2号車のサロンスペースにも一度は足を運んでみてください。沿線地域の文化や食べ物に触れられるため、移動しているだけでは終わらない観光列車らしい体験ができますよ。
2号車の一部が乗客用のサロンスペースになっている
はなあかりは3両編成で、1号車がスーペリアグリーン車、2号車と3号車がグリーン車です。そのうち2号車の一部には、指定席とは異なるサロンスペースが設けられています。
サロンには腰掛けられる場所があり、京織物を使ったおじゃみ座布団など、車内の雰囲気に合う工芸品も取り入れられています。おじゃみとは、お手玉のような形に縫い上げた座布団のことで、一般的な列車の待合スペースとは異なる、和の落ち着きを感じられる空間です。
自分の座席が1号車や3号車でも、サロンスペースを利用できます。2号車の乗客さんだけの専用ラウンジではないため、混雑しているときは長時間場所を占有せず、ほかの乗客さんと譲り合って利用しましょう。
また、サロンは列車の出発直後からすべてのサービスが始まっているとは限りません。乗車例では、最初に訪れた時点ではスタンプコーナーが準備中でした。利用できない場合は、座席へ戻って景色を楽しみ、少し時間を置いてから再び訪れるとよいですよ。
沿線地域をイメージしたスタンプを押せる
サロンスペースの楽しみの一つが、乗車時に配布されるカードへ押せるスタンプです。車内ではアテンダントさんから冊子やスタンプカードが配られる場合があり、2号車のスタンプコーナーで旅の記念を残せます。
乗車例では、次の7色が用意されていました。
| スタンプに使われていた色 | 読み方 |
|---|---|
| 菖蒲色 | しょうぶいろ |
| 縹色 | はなだいろ |
| 紅色 | べにいろ |
| 紺青色 | こんじょういろ |
| 常磐色 | ときわいろ |
| 桧皮色 | ひわだいろ |
| 紅梅色 | こうばいいろ |
いずれも日本の伝統色で、普段の生活ではあまり聞かない名前もあります。色を選びながらスタンプを重ねていくと、単なる乗車記念カードではなく、自分で完成させた小さな作品のようになります。
スタンプは子どもさん向けのサービスに見えるかもしれませんが、大人でも意外と楽しめますよ。色ごとの違いを見比べたり、冊子に紹介されている沿線地域の工芸品と一緒に撮影したりすると、旅の思い出をより具体的に残せます。
スタンプ台が混み合っているときは、後ろで待っている乗客さんにも配慮しましょう。カードへ試し押しする場所がない場合もあるため、最初から強く押し過ぎず、ゆっくり均等に力を加えるときれいに仕上がりやすいです。
車内販売では沿線の商品や限定グッズを購入できる
2号車のサロンスペースでは、運転日に応じて車内販売が行われます。販売されるのは、はなあかりのオリジナルグッズだけではありません。運行地域に関係する飲み物、お菓子、おつまみ、加工食品などが並ぶことがあります。
大阪から敦賀へ向かう琵琶湖ルートの乗車例では、焼き鯖ジャーキーと滋賀びわ湖サイダーが販売されていました。
焼き鯖ジャーキーは、かむほどに鯖の風味が広がる商品です。弁当ほど量は多くありませんが、琵琶湖の景色を眺めながら少しずつ食べる軽食として楽しめます。
滋賀びわ湖サイダーは、商品名からも琵琶湖を旅している気分を感じられる飲み物です。湖が見える区間で飲めば、普通のサイダーとは少し違う特別な一杯に感じられるかもしれません。
乗車時の価格例は、焼き鯖ジャーキーが600円、滋賀びわ湖サイダーが350円でした。ただし、金額や商品内容は運転時期や仕入れ状況によって変わる可能性があります。これらはあくまで一般的な目安として考え、当日のメニューを確認してください。
沿線の物産販売スタッフさんが乗車する場合もある
はなあかりでは、車内アテンダントさんによる常設的な販売とは別に、途中駅から地域の物産販売スタッフさんが乗り込むことがあります。
大阪から敦賀へ向かった乗車例では、近江今津駅から高島市のスタッフさんが乗車し、クッキーなどの物産品を販売しました。観光パンフレットも配布され、商品を購入するだけでなく、高島市の観光や地域の特徴を知る機会にもなっています。
駅で停車している短い時間に乗客さんが買い物へ走るのではなく、販売スタッフさんが列車へ来てくれるため、乗り遅れを心配せずに地域の商品を選べるのが便利です。
ただし、物産販売が行われる日程や乗車区間、商品内容は固定ではありません。すべての運転日に同じスタッフさんが乗車するとは限らないため、当日の車内放送や配布冊子を確認しましょう。
販売商品は運行ルートによって変わる
はなあかりは季節ごとに運行区間が変わる観光列車です。そのため、2号車で販売される商品も、走る地域に合わせて変わります。
琵琶湖や敦賀方面を走るときは滋賀県や福井県に関係する商品、山陰方面を走るときは兵庫県や日本海側の特産品が登場するなど、乗車する季節によって違った買い物を楽しめます。
大阪から浜坂へ向かう運行では、丹波黒豆などが販売された乗車例もあります。同じ車両へ再び乗っても、前回とは違う地域の商品に出会える可能性があるわけです。
はなあかりへ複数回乗る場合は、景色や座席だけでなく、その日の車内販売品を比較する楽しみ方もできますよ。
車内販売は早めに確認したほうが安心
気になる商品があっても、あとで買えばよいと考えていると、売り切れてしまう可能性があります。沿線の商品や限定グッズは販売数が限られていることがあるため、営業が始まったら一度サロンへ行き、どのような商品が並んでいるか確認するのがおすすめです。
ただし、琵琶湖が大きく見える比良、近江舞子、近江今津周辺でサロンへ移動すると、自分の席から見える景色を逃してしまうかもしれません。
おすすめの流れは、発車後に車内放送で販売開始を確認し、湖面が建物などに隠れる区間で2号車へ移動する方法です。商品を購入したら自分の座席へ戻り、琵琶湖が見えるタイミングに合わせて飲食すると、車内販売と車窓の両方を楽しめます。
支払い用に少額の現金も用意しておく
車内販売ではキャッシュレス決済に対応する場合がありますが、すべての販売スタッフさんが同じ決済方法へ対応しているとは限りません。
特に沿線地域の物産販売では、車内アテンダントさんの販売とは支払い方法が異なる可能性があります。列車が山間部を走っていると、通信状況によってキャッシュレス決済が使いにくくなることも考えられます。
数百円から数千円程度の商品を買えるように、千円札や硬貨を少し用意しておくと安心です。高額紙幣だけでは、お釣りの都合で購入に時間がかかる場合があります。
サロンへ移動するときは貴重品を持っていく
2号車のサロンスペースへ行くときは、財布、スマートフォン、カメラなどの貴重品を持って移動してください。
1号車のスーペリアグリーンを利用していても、完全に施錠できるホテルの個室ではありません。2号車や3号車の独立席でも同様です。
大きな荷物は指定された場所へ置き、貴重品は小さなバッグへまとめておくと動きやすくなります。車内販売の商品を購入したあとも、列車の揺れで飲み物をこぼさないよう、座席へ戻ってから開封するのがおすすめですよ。
はなあかりの2号車は、単なる中間車両ではありません。スタンプ、工芸品、沿線商品、アテンダントさんや地域スタッフさんとの交流を楽しめる、観光列車の魅力が集まった場所です。自分の座席で景色を楽しむ時間とサロンで過ごす時間を上手に分ければ、乗車体験がさらに充実します。
車内設備と は な あかり 料金|コンセント・Wi-Fi・必要な費用
はなあかりの車内には、電源コンセントやUSB端子、Wi-Fi、サロンスペース、多目的室、トイレ、洗面所などが設けられています。一般的な特急列車よりも座席まわりに余裕があり、数時間の乗車でも過ごしやすい設備が整えられているのが特徴です。
一方、はなあかりの料金は、普通の乗車券だけでは利用できません。利用区間に応じた乗車券に加え、特急料金とグリーン料金が必要です。1号車のスーペリアグリーンを選ぶ場合は、通常のグリーン車より高い料金が設定され、1人利用ではさらに負担が大きくなります。
ここ、合計でいくら必要なのか分かりにくいですよね。まずは車内設備を確認し、そのあとに必要な費用の仕組みを整理していきます。
座席にはコンセントとUSB端子が用意されている
はなあかりの座席まわりには、電源コンセントとUSB端子が用意された乗車例があります。スマートフォン、カメラ、タブレットなどを充電しながら移動できるため、写真や動画を多く撮る人には便利です。
観光列車ではスマートフォンを、切符の確認、地図、カメラ、時刻表、観光情報の検索など、さまざまな用途で使います。琵琶湖の車窓を動画で撮影していると電池の消耗も早くなるため、充電設備があると安心ですよ。
ただし、すべての電子機器が問題なく充電できるとは限りません。充電器の形状や電力、設備の一時的な不具合なども考えられるため、充電ケーブルとモバイルバッテリーを持参するとより安心です。
コンセントを使う際は、コードを通路へ伸ばさないようにしてください。ほかの乗客さんやアテンダントさんが足を引っかける危険があります。自分の座席まわりに収まる長さで使用しましょう。
車内Wi-Fiを利用できる
はなあかりでは、車内Wi-Fiが利用できる乗車例があります。沿線の観光情報を調べたり、敦賀駅到着後の予定を確認したり、撮影した写真を家族や友人へ送ったりするときに便利です。
ただし、列車は山間部やトンネルの多い区間も走ります。利用者さんが集中する時間帯や電波状況によっては、通信速度が低下したり、一時的につながりにくくなったりする可能性があります。
動画配信を長時間視聴したり、大きなデータを送信したりする用途より、観光情報やメールの確認などに使うのが現実的です。敦賀駅到着後に必ず必要となる地図や予約情報は、乗車前に画面保存しておくと安心ですよ。
窓側の照明は車窓撮影にも配慮されている
座席付近には照明が設けられ、手元のスイッチで点灯と消灯を切り替えられる場合があります。
琵琶湖を撮影するときは、車内の照明が窓ガラスへ反射し、自分の姿や座席が写り込むことがあります。窓側の照明を消せると、反射を抑えながら撮影しやすくなります。
スマートフォンやカメラのレンズを窓へ近づけ、遠くの湖面へピントを合わせると、手前の電柱や木の影響を受けにくくなります。
ただし、消灯する前に同行者さんや周囲の乗客さんへ配慮しましょう。自分の区画だけを調整できる設備であっても、暗くしたまま席を離れないほうが安全です。
2号車にはサロンスペースがある
2号車の一部には、乗客さんが利用できるサロンスペースがあります。
サロンでは、沿線地域をイメージしたスタンプ、車内販売、地域物産の販売などが行われます。自分の指定席とは異なる雰囲気で過ごせるため、長時間乗車したときの気分転換にもなります。
2号車以外の乗客さんも利用できますが、座席数やスペースには限りがあります。混雑しているときは譲り合い、商品を購入したあとは自分の座席へ戻ると、ほかの乗客さんも利用しやすくなります。
多目的室やトイレ、洗面所も備えている
はなあかりの車内には、多目的室、多目的トイレ、一般の共用トイレ、洗面所などが設けられています。
多目的トイレは一般的なトイレより広く、車いすを利用する人や、小さな子どもさんを連れた人が使いやすいよう配慮されています。
ただし、利用できる設備や介助の範囲、車いす対応座席の予約方法などは、運行形態によって確認が必要です。車いすを利用する人や乗降時のサポートが必要な人は、乗車直前ではなく、予約時にJR西日本へ相談しておくと安心です。
多目的室は体調が悪くなった場合などに使用される設備で、乗客さんが自由に休憩室として使えるとは限りません。必要な場合はアテンダントさんや乗務員さんへ声をかけてください。
伝統工芸品も車内設備の一部として楽しめる
はなあかりでは、実用的な設備だけでなく、西日本各地の伝統工芸品が内装へ取り入れられています。
カーテンを留める京組紐、京織物のおじゃみ座布団、高岡銅器の一輪挿し、越前和紙の花などがあり、車内そのものが小さな展示空間のようになっています。
列車へ乗るとすぐに琵琶湖の景色へ意識が向きますが、発車前や景色が途切れる区間では、座席まわりの装飾も見てみてください。
工芸品には手を触れないほうがよいものもあるため、近くで眺めたり写真を撮ったりするときは、ほかの乗客さんや設備へ配慮しましょう。
はなあかりに必要な料金は3つに分かれる
はなあかりを利用する際は、基本的に次の費用が必要です。
| 費用の種類 | 内容 |
|---|---|
| 乗車券 | 出発駅から到着駅まで移動するための運賃 |
| 特急料金 | 特急列車を利用するための料金 |
| グリーン料金 | グリーン車またはスーペリアグリーン車を利用する料金 |
普通の乗車券や交通系ICカードだけで、はなあかりの指定席へ乗ることはできません。全車がグリーン車以上の指定席となるため、利用する列車と座席を事前に予約する必要があります。
旅行商品を利用する場合は、列車代、食事、宿泊などがまとめて設定されることがあります。その場合は個別のきっぷと料金体系が異なるため、商品代金に何が含まれているのかを確認してください。
2号車と3号車は通常のグリーン車料金
2号車と3号車の独立席やボックス席を利用する場合は、乗車券、特急料金、グリーン料金を合わせた金額を支払います。
同じ区間でも、通常期、繁忙期、最繁忙期、閑散期などによって特急料金が変わる場合があります。また、利用区間が長くなるほど乗車券と料金も高くなるのが基本です。
過去の運行では、大阪から浜坂までグリーン車を利用した例で、乗車券、特急料金、グリーン料金を合わせて10,480円という記録がありました。ただし、これは当時の運転区間と料金に基づく一例です。
大阪から敦賀、琵琶湖周遊、大阪からおごと温泉など、運行区間が変われば金額も変わります。過去の乗車記に掲載された料金は、あくまで一般的な目安として参考にしてください。
スーペリアグリーンは1人利用と2人利用で負担が異なる
1号車のスーペリアグリーンは2人用の区画で、1人または2人で利用できます。
2人で使う場合は、区画の料金を2人で負担する形になります。一方、1人利用では2人用の空間を単独で使うため、1人当たりの金額が高くなる傾向があります。
つまり、1人用の普通席を予約する感覚ではなく、2人用の特別な空間を1人で押さえると考えると分かりやすいです。
スーペリアグリーンの料金は、利用区間、営業キロ、運行時期などによって異なります。1人旅で予約画面へ進んだ際に表示される合計金額が予想より高くても、入力ミスとは限りません。
料金を確認するときは、乗車券、特急料金、スーペリアグリーン料金がすべて含まれているか見てください。
食事代や車内販売代は別に必要
はなあかりの乗車料金には、予約制弁当や車内販売の商品代が自動的に含まれているとは限りません。
予約弁当を利用する場合は、座席を確保したあと、別の販売ページなどから申し込む運行があります。申込期限が乗車日の4日前までとなる例もあるため、指定席を取った段階で確認しておきましょう。
車内販売で焼き鯖ジャーキー、びわ湖サイダー、クッキー、オリジナルグッズなどを購入する場合も別料金です。
列車代だけで予算を組むと、当日に地域商品を買いたくなったときに出費が増えます。弁当、飲み物、グッズ代として、数千円程度の余裕を持たせておくと安心かなと思います。
料金を抑えるなら2・3号車の独立席が選びやすい
はなあかりへ1人で乗る場合、費用を抑えながら快適性も確保したいなら、2号車または3号車の独立したグリーン席が候補です。
1+1列の配置となるため、一般的な2+2列の特急車両より隣の乗客さんを気にせず過ごせます。スーペリアグリーンほどのプライベート感はありませんが、車内の工芸品、2号車のサロン、車内販売などは同じように楽しめます。
サロンへの近さを重視するなら2号車、比較的落ち着いて過ごしたいなら3号車がおすすめです。
夫婦やカップルで特別な旅にしたい場合や、料金より体験を優先したい一人旅では、1号車のスーペリアグリーンを検討するとよいでしょう。
予約時は合計金額と変更・払い戻し条件を確認する
はなあかりの指定席を予約するときは、座席だけでなく、最終的な支払総額を確認してください。
e5489などでは、乗車券を一緒に購入するのか、手持ちのきっぷを利用するのかによって表示内容が変わる場合があります。往復で予約する場合も、行きと帰りで運行経路や座席区分が異なれば、料金が同じになるとは限りません。
また、乗車日や列車を変更すると手数料がかかる場合があります。払い戻し時には、予約しているきっぷの種類や取消時期に応じた手数料が差し引かれます。
旅行商品を利用している場合は、通常のJR券とは異なる取消条件が設定されることもあります。費用に関わる部分なので、予約確定前に条件をよく確認してください。
はなあかりの料金は、一般的な普通列車と比べると高めです。それでも、広い座席、コンセント、USB端子、Wi-Fi、サロンスペース、沿線のおもてなしなどを含め、移動時間そのものを観光として楽しめます。
予算を優先するなら2号車や3号車、特別な空間を重視するなら1号車というように選べば、費用と満足度のバランスを取りやすくなりますよ。
はなあかりで琵琶湖を旅する前に押さえたいポイントまとめ
- はなあかりは移動時間そのものを楽しむJR西日本の観光列車である
- 大阪から敦賀へ向かう便では湖西線から琵琶湖西岸の車窓を楽しめる
- 運行区間や経由路線は季節ごとに変わるため事前確認が必要である
- 1号車は最上級のスーペリアグリーン車で1人利用も可能である
- 2号車と3号車には一人旅で使いやすい独立型グリーン席がある
- 2号車にはスタンプや車内販売を楽しめるサロンスペースがある
- 琵琶湖の景色はおごと温泉から近江舞子周辺で楽しみやすい
- 湖側では琵琶湖、山側では比良山地や田園風景が見どころとなる
- 近江舞子駅では約11分停車した例がありホームで撮影できる場合がある
- 途中駅の停車時間は遅延などにより短縮される可能性がある
- 途中駅で改札の外へ出るよりホーム上で楽しむほうが安全である
- 予約制弁当は乗車日の数日前までに申込みが必要な場合がある
- 車内ではびわ湖サイダーや焼き鯖ジャーキーなどが販売された例がある
- 車内にはコンセントやUSB端子、Wi-Fi、トイレ、多目的室が備わる
- 料金は乗車券、特急料金、グリーン料金を合計して考える必要がある



























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