ウエストエクスプレス銀河 乗車記 グリーンファースト体験byごまお
ウエストエクスプレス銀河グリーンファースト寝心地は?
今回はJR西日本の人気列車ウエストエクスプレス銀河
の乗車体験を書き込みたいと思う。
1号車のグリーンファーストに絞ってレビューする。
座席はソファータイプで2つの向かい合わせの席が左右に
並んでいる。
昔のA寝台に似ているがこちらはあくまでグリーン車で座席
扱いで車両形式がクロ117となっている。
座席が2つだが一人で占領出来るのは贅沢な感じで昔の
A寝台の場合は上下二段式で座席使用時には2人で使用。
銀河のグリーンファーストは鮮やかな山吹色でお尻から腰
部分に多段階にクッションが詰まっており座り心地のフィット
感は中々のもの。
今回は出雲市16時4分発の京都に翌朝6時43分着の列車
に乗った。
6月でまだ日が高く夕暮れの夜行列車を十分堪能できる。
グリーンファーストの設備は窓側の中央に大型テーブル
が出し入れ可能なのと電源コンセントも装備。
そして何と言っても目玉なのが夜間は前後のソファーを倒すと
立派なベッドになって寝台車と言っても過言ではない。
前後2つのソファーを倒してベッド状にするとフラットな寝台が
出来上がる。
幅も十分で日本人の体格ならまず十分で寝返りも打てる。
ウエストエクスプレス銀河グリーンファーストで寝れるか?
備中高梁駅で40分弱停車しおもてなしイベントを受けたのち
22時に発車すると次の停車駅は神戸5時44分着。
夜行列車の雰囲気が十分漂ってくる車内で弁当を食べながら
ゆったりと寛ぐ。
さて実際に銀河のグリーンファーストで寝れるかだが今回は
観光列車的な要素がどうしても強いので、せっかく予約が
取れた訳でまとまった時間を睡眠に充てる人はあまりいない
だろう。
ただ定期的に頻繁に銀河が運転し日常的な夜行列車として
寝ながら移動すると仮定して寝台車としての点数はどうか?
先ずは騒音面だが117系車両を改造してあるので1号車の
クロ117車両はモーター無し車両のため車内にはレールの
ジョイント音がメインに聞こえるので他の2~5号車と比較して
圧倒的に静かだ。
117系に乗ると鉄道ファンの自分でも中間車両のモーター音は
結構大きいと感じるので他の人からすればかなり耳には大きな
音として認識されるのではないか?
そう言う意味ではグリーンファーストは快適度が高い。
それとグリーンファーストに限らずダイヤ的にかなり余裕のある
設定なので夜間は速度も時速80㎞位で走行する事が多いので
揺れも比較的少ない。
それと夜行列車に乗り慣れた人も少ないと思うが途中駅で時間
調整のために運転停車をする。
中庄駅では確か1時間以上停車するので実質的に睡眠を取る
ならば中庄駅発着の前後一時間を含めて睡眠時間に充てると
疲れが溜まりにくい。
何せ停車していれば車両は揺れないから寝るのに好都合だ。
ただ線路のジョイント音を聞きながら寝るのも風情があって良い
しブルトレ時代はそうだったし懐かしい。
夜間は非常灯で通路のみ一部灯りがともり寝る体制が整えられ
真っ暗になる。
寝台と通路を遮るカーテンはレース状で薄いため中の様子が
やや見えてしまうが座席車扱いと考えると納得いく。
但し女性の場合は気になる人もいるだろう。
もしこの車両が毎日運転で例えば大阪-東京で予約も比較的
取れやすい運行本数の多い列車なら十分睡眠を取りながら
移動できる昔の寝台急行銀河になるだろう。
午前の1時から4時半位途中で目を覚ましたが寝心地は十分良
かった終着の京都着が6時43分と早いので寝るのが勿体ない。
明石付近で寝台を座席に戻して一時間ちょっとで京都駅に着く
のでもう少し乗っていたい気分になる。
明石海峡大橋を眺めながらグリーンファーストは座席でも良し
寝台でも良しのプレミアムな空間だった。
コメントフォーム